模倣。
一つ願いを叶える。
マヒナはそれに対し、仲間になってほしいと願う。
あっさりとアズリナエルはそれを了承。
そしてマヒナから話される前に
マヒナの望みを言い当てる。
それはサナやα、仲間の蘇生・回復だったが
そこにコアを失ったはずのサナが現れる。
先程空中で倉庫に向かい銃を構えていた戦闘兵機から
多少だが情報を奪った。
こいつは近接進撃型、特殊なタイプなのだろう
ならば普通に戦ったところで、長期戦になり消耗しあうだけになる
それは避けねば…
アズリナエルは右手でサナを指さし
一言呟く。
アズ「アストラエル」
―――フォォォン―――
001「ン…?」
アズ「捕らえろ。」
バシュ!!
―パシッ!
アズ「なんだと?」
亜音速に到達する抑制弾をいとも簡単に掴みやがった
なんという反応速度…
ならばこれはどうだ
そう言うと、今度は左腕を伸ばし構え
サナの方へ向ける
アズ「音越弾!!」
バァァン!!!
アズ「さすがに当たったかな」
「アズ!!後ろ!!」
くっ!
殺気を感知できないのが仇になった。
001「無条件破壊。」
「アズ!」
ガギィィィン……
001「?」
アズ「効かないよ
空斬」
バギッ!!!!
アズ「ほぉ。頭は守るのか。」
001「空…斬。」
アズ「は?」
シュゥン――
ドガァァァァン!!!!
アズリナエルの後方にあった壁には、巨大な斬撃痕が付き
撃った本人の右腕にも斬られたような跡が付いた。
アズ「強制時間停止!」
ガチッ!!!
001「ウ”ッ…!」
シュッ
「アズ!」
アズ「あやつ、我の技を見切るだけでなく
模倣までしよった。図々しくも我より高威力でな。」
「そんな機能、戦闘兵機には無いはず…」
アズ「ふむ……お主の知らぬ機能か。
もう停止は解かれる、合図したらこれを我に投げてくれ。」
そう言いながらアズリナエルはマヒナに
手のひらサイズの黒く四角いキューブを渡した。
「これは?」
アズ「説明の時間が無い。
ともかく、それを我に投げろ。」
「わかった」
マヒナも分からない物があるのか…
「β、γ、あれなんだと思う?」
β「…全く分かりません。
一致する情報がありません…」
γ「完全に未知です…どんなものか…」
アズ「強制時間停止!」
これで停止を少しでも上書きする
あとは…
アズ「ここにいる者に、一度でもこいつに
ダメージを与えた者がいるか!」
「あっ、タオ!」
「へ?!私?!」
アズ「それを我に撃て!今すぐだ!」
「んぇ…よく分かんないけど…分かった!」
タッタッタッ
「ヒューソォ………」
アズ「吸収」
「インパクトォォォォォォォ!!!」
アズ「反映!」
ドンンンン………ギュルギュルギュル…
アズ「助かる!」
「お、おう…」
このアズリナエルってやつマジか…
ちっとも効いてねぇ…でも「吸収」と「反映」って…
アズ「自由移動」
001「ウゴ……ケ………タ”!!!」
ヒュッ――
001「?!」
あの女の技、中々に高威力だな…
だが今のこいつには恐らく効かない
だから
アズ「今だ!!」
これが何かは分からない
でも俺なら予測できる
タオからサナにダメージが入る技を吸収した
だが今必要なのはヒビを入れる程度の技ではない
復活させるには…動いてれば戦うなら、機能停止…
衝撃では止まらない…
コアはもうない…それでも動いている…
……頭を守った…?
ということは……
分かったよ、アズ
お前のやることが!
「ここだろ!!」
ヒュン!!
マヒナはアズリナエルから渡された謎の黒いキューブを
サナの顔の前めがけて投げた。
さすがの先見の明!
ピッタリだ!
アズ「アブソリュート…」
001「機能指示」
アズ「インパクトォォォォォォ!!!!」
アズリナエルの拳がサナに当たる前に
マヒナが投げたキューブが丁度間に挟まる。
パキッ
アズ「帰れ、亡霊。」
最強最弱の戦闘兵機
37話 ご覧いただきありがとうございます
実はだんだんと最終回へと近づいてきました
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




