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最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)  作者: るしふぁ~
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド) 最終章 ―アンチディヨスパラドックス―
35/50

条件。

何かが02(セカンド)のコアを消した。


そしてそれは、誰からしても敵の立場であることは

間違いなかった。

そしてソレは口を開く



《b》「汝ら。《/b》

  《b》 我を起こした以上、条件(やくそく)は守るのだろう?」《/b》


  《b》「ならば、戦闘兵機(レオパルド)を全て差し出せ。」《/b》


と……

西暦2040年9月1日 20時00分00秒 

奇跡的なタイミングでそれは()まれた


対人間殲滅兵機

通称:レオスタルド


ただ「人を殺す」ための兵機


そしてそれは、自らを造った国の民にさえ猛威を振るった。


その影響で、レオスタルドの制作に関わった者は死亡

もしくは行方不明になった

その数、およそ57人


だが当然、死亡と行方不明者を出しただけではなかった。

家屋の倒壊、一般市民への被害。

関係のない者を大勢巻き込んでいた


それでも止まらなかった。


それは自我を持ち、考えていた。


《b》「我を造った人間、その国の連中を《/b》 

《b》 根絶やしにしてやる。」《/b》


ただひたすら、殺意を持ち

人を殺しまわった。


だがある時、拘束に成功した。


敵殺意への感知が出来ないことを利用し

油断しているところへ拘束弾を撃ち、研究施設の地下へと監禁された。


その国では機械の持つ記憶を情報として保管したり

特殊パーツの製造を行っていた。


それを拘束した彼らは、交換条件を提示した。


「我々の今持ち得る全てを差し上げます。

なのでどうか、命だけは、命だけは…」


《b》 「そんなもので貴様らの命など守らん。《/b》

《b》  代わりに、次に我が起きた時、我との条件(やくそく)を守れ。」《/b》


「約束…とは…」

《b》 「それは起きた時に決める。《/b》

《b》  これで話は終わりだ。去れ。」《/b》


そう吐き捨てると、その場に居た人間を全て殺した。




そして今

2044年8月21日 19時57分47秒

それは目覚めていた。


だが、地上での過激な戦闘の影響で

状況把握に時間がかかっていた。


20時丁度、それは完全に起動し

その時点での一番強い者の元へ向かい、命を吸い取った。


《b》 「我は貴様らの言う事を守った。《/b》

《b》  次は貴様らが守る番だ。」 《/b》


「どうする…マヒナ…」

「……試す」


そういうとマヒナは、前にいるβとγを退かし

前に歩み始めた。


「……すまない、俺たちは貴方の事を知らないのだが

ここの国、ユナの者に聞けばわかるか?」


《b》 「貴様らは、ここの国の者ではないのか?《/b》

《b》  ならば何故、我が眠っていた直上にいるのだ。」《/b》


「俺たちはこの国に奪われたものがあり

それを取り返しに来ただけだ。

なんの行動が貴方を起こしてしまったのか分からないが

少なくとも、俺たちは貴方の敵ではない!」


戦闘兵機(レオパルド)製造計画で招集された時、とある記事を読んだ

そこには、まるで神のように神々しい見た目で、言葉遣いも

さながら神のような兵機が()まれ

封印前にその場に居たものが殺されたと記載されていた。


俺の予測が正しければ、恐らくこいつは

神化型戦闘兵機ディヨステイクレオパルドの元になった

対人間殲滅兵機(レオスタルド)


殺気は感知できなかったはず…

それなら、こちらが敵意を示さなければ

なにもしてこないはず…!


《b》 「そうか。《/b》

《b》  貴様らがこの国の者でないのなら《/b》

《b》  我の言う事を聞く義理は無いな。」《/b》


やはりそうだ

記事に書いてあった通り、交換条件の話を飲み

自らも別の提案をするほどなら、話が通じないわけじゃない。


《b》 「それならば、寧ろ貴様らにお礼をしないとだな。」《/b》

「……?

何故だ…?」


何を言い出すんだ…?

なにか企んでいるのか?


《b》 「我は自分では起動できなかった。《/b》

《b》  起こしてもらった礼だ。一つ言う事を聞こう。」《/b》

最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)

35話 ご覧いただきありがとうございます


神って存在すると思いますか?

僕は理不尽な神ならいると思います


また次回もご愛読、よろしくお願いいたします

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