崇高。
θはαとの会話を思い出しながら
過去の自分と目の前のアーマスを比較していた。
自分に付けられた名前の意味を思い出し
アーマスは過去の自分だ。
サナとの約束を破ってしまうけれど
私に与えられた使命を全うする
だから許して欲しい。
θはサナに、一度もしたことが無い頼みごとをしたのだった。
「θ……サナ……!」
「マヒナ…」
そりゃ、辛いよな…
私も戦闘兵機の設計に携わったけど
マヒナはもっと深い所で戦闘兵機と関わっている。
θはもちろん、特に力を入れていたサナまで…
しかも同機に殺られ、アーマスとθは同死…
私じゃ…耐えられない…
「くっそ…今のサナ達だけが
この世界を変える事が出来るのに…!」
「ケッケッ……ざまぁみろマヒナ
お前の計画なんざうまくいかねぇんだよ!」
「黙れ裏切り者め!!
マヒナの計画はまだ終わってない!!!そうだろ!?」
「……いいや、もう無理だ…」
「……マヒナ…」
「俺の計画にはサナが必須だ…
サナが居なきゃ、俺は…」
―フォン―
「?なんだ…?」
マヒナが常備している戦闘兵機用通信機が
起動し始めた
「電源はいれていないのに、なぜ…」
『|特別型戦闘兵機:近接進撃型《エスレサルレオパルド:カラーテイク》
強制再起動を確認。
これより、全能力の開放を行います。』
「マヒナ、そんな機能あったか…?」
「いや、こんなものあるわけない
だって、コアが無いんじゃ戦闘兵機は動くわけ…」
02「はぁ…ギリギリだったけど
やっとサナに勝てた」
バッ、ドサッ……
あたかもゴミを捨てるかのようにサナを放り投げ
マヒナ達がいる倉庫へと目線を変える。
02「次はあっちか…覚醒機がいるから
あっちも簡単にはいかないな。」
そう言うと、02は倉庫の直上へと高く飛び
空中で狙いを定め始めた。
恐らく覚醒機は、今一番気配が強い奴だ…
こいつのコアを狙って…!
「でもマヒナ、サナが張った不壊盾が消えてない…」
「機能停止すれば消えるはず…」
02「貫殺弾」
ギィィィィィィィン!!!!
!??
02が弾を撃つ寸前、後ろから金属の塊のような
高質量な何かがぶつかった。
02「なんだこんな時に!!って、はぁ!?」
そこには何もなかった。
金属の欠片もなにも。
―シュバッ―
だがそれは突然、02の前に姿を現した。
02「…誰だ……お前」
「■。」
ドゴォォォォォォォン…………
「今度はなにさ…!!」
「あれは……遠距離狙撃型!?」
「なんだと!?」
β、γ「コアが…」
5人の目の前に、倉庫の屋根を壊し落ちてきた02は
跡形もなくコアのみ無くなっていた。
特進を倒せる者など、そういない。
マヒナ側にはもう、そのレベルの相手と戦える者はいなかった。
キラ「β!!守るぞ!!」
β「おう……!」
この倉庫に居る者全員、何が起きているか、何が起こったのか
全くもって把握していなかった。
だが、これだけは全員が分からされた。
今から相手にするモノは、間違いなくこの場で一番強い。
だから、これから起こるのは
一方的な蹂躙だと。
《b》「頭が高い。」《/b》
あぁ、ある意味これで戦争は終わるんだろう
この場の全員がそう共感した。
《b》「汝ら。
我を起こした以上、条件は守るのだろう?」《/b》
《b》「ならば、戦闘兵機を全て差し出せ。」《/b》
最強最弱の戦闘兵機
34話 ご覧いただきありがとうございます
今回から最終章になります
最後まで読んでいただけると幸いです。
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




