再臨。
暴走するアーマスを止めるためにサナとαで立ち向かうが、αのコアを
破壊寸前まで攻められてしまう。
一方γは、ガリンを探し見つけるが
殺すな
というサナからの指示があり、拘束しようとするが
戦闘兵機化していくガリン。
そしてタイミングを見計らったように現れた
特別型戦闘兵機:遠距離狙撃型 通称02(セカンド)
絶望的な状況が続く中で何かが変わる―
02……
タイミング見てやがったな。
僕のサーチで常時発動では4㎞
一定方向に集中したとしても5㎞が限界
だが気配でギリギリどこにいるか分からなくはない
確か遠距離狙撃型のサーチ距離は
常時発動で7㎞、集中状態で12㎞。
これでは歯が立たない
でも……
―――――――――バァン―――
―スッ
パキィン!!
反応できる弾速だ。
距離を詰めることは簡単だけど、今は…
―「チッ誰だよ邪魔してるの」―
01「自由移動」
―「させない」!バシュッ!―
ドゴォォン!………
アーマスが厄介すぎる。
詠唱中にやる事がバレて、妨害される
かといってアーマスに集中すれば02からの射撃が来る。
βを戦闘に加えたいけど、マヒナとタオが狙われた場合
護る者がいない。
αは戦闘どころか動くのも危険
γは場所は分かるが通信途絶、しかも知らない戦闘兵機がいる…
そんな中ここまで帰ってくるのはまず不可能……
一人だ。
僕がアーマスと02を相手にしなきゃいけない。
やらなきゃ、みんな死ぬ。
01「マキナ、頼む」
『承認しました。近接進撃型専用完全形態へ移行します。』
これまでも近接進撃型専用形態にはなれたけど、何か足りなかった。
でも、今なら何が足りないか分かる。
何かのために
誰かのために
その感情がないと、専用形態にはなれない
でもそれは完全じゃない
状況だ。
やらなければいけない。
やるしかない。
絶対的な状況でないと『完全』にはなれない。
だから、αは昔僕のことを助けることが出来たんだ。
今度は
僕が助ける。
『形態変化、完了しました。』
今の僕の全力を。
『戦闘機能全解除を確認しました。』
助けるために使う。
サナ「僕はもう、誰も失わない」
―「これはっ………天…使…?」―
サナ「いや、君らにとっては」
ガチャッ・シュィィィィ………
サナ「悪魔だよ」
ドォォォォォォン!!!――
――――――――バァン―――
?!
銃声!?
今この施設にいるのは戦闘兵機と人間二人
でも二人は不壊盾で守られてるから、なんて効かない。
まさか…!
「おらぁ!!」
ガギィィン!!!―
ガリンが振るう刀を腕で受け止め
鈍い金属音が鳴り響く。
γ「くっ!何がしたいんだ!お前は!」
「戦闘兵機になって、全てを破壊する!!」
γ「そんな事して、なんにな……るっ!!!」
ガン!!
「いっ…!」
こいつの気配は掴みにくい…
さっきも一瞬で詰められた
力も戦闘兵機並みになってるし
蹴った感じも、戦闘兵機を相手にしてるみたいだ。
「僕の家族は戦闘兵機によって殺された…
だから、他の奴らに同じ感情を味わって欲しいんだよ!」
γ「復讐に関係のない人を巻き込むな!!」
「そりゃテメェらだぁぁぁ!!!」
ガギイイィィィィィン!!!
確かに、こいつの言う通りなのかもしれない
傍から見れば、僕たちのやろうとしていることは
復讐に見えるかもしれない。
でも…
ガギィン……
γ「私達戦闘兵機は、人間の都合で造られて、人間の都合で
『本当の自分』を奪われた!」
「それが何なんだァ!!」
γ「でも私達は『奪う』んじゃない…」
キィィィィィィン……
「?!
刃が当たらない…!?」
γ「取り返すんだ!!」
サナだけではなかった。
サナと関係を持っていた戦闘兵機が全機、変わり始めていた。
そして今ここで
『感情と状況』
をγは揃えたのだ。
「そんな、お前は『普通の』戦闘兵機のはずじゃ…」
――――――――
α「γかぁ……お前の名前は」
γ「私は『本物の』戦闘兵機、キラだ!!」
最強最弱の戦闘兵機
28話 ご覧いただきありがとうございます
どんどん更新します
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