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最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)  作者: るしふぁ~
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド) 二章 ―ディグマンー
18/50

準備。

相手は人間

だからサナは特訓の方法を改めるべきだと考えながらも

二人から説得され戦闘用AI レブナンを使用しながらの

特訓をすると決まり、近接進撃型(カラーテイク) 専用形態に移行


タオとの特訓と、ムナン達の元へ移動を始めた

マヒナの掛け声と共に、二人は一気に詰め寄る

 

(近接特化の僕に距離を詰めてきた…!?

それなら…)

 

ピッ

 

(腹部にロックオン…バースト!)

フォン!――

 

「は?」

思わず声に出てしまった

 

目の前からタオが突然消え

時速換算100kmを超える速度の右ストレートが空を切る

 

「こうやんだよ!!」

 

バキン!!!

 

背後に回り込んでいたタオの右ストレートが入る

 

(くっ…!

いつの間に背後に…

背中をやられた…装甲は割れていないな)

 

「くっ!」

ヒュン!

 

(またか!)

振り向きながらの後ろ回し蹴りは当然のように当たらない。

 

(ロックオンはもう機能しない

こっちにいないなら…)

 

「こっちだよ!」

 

(後ろ…!)

パァン!!

 

「流石ッ…!」

 

目の前まで来ていた右ストレートを

寸前のところで左手で受け止める

 

(掴んだ…!

そして右脇腹ガラ空き…!)

 

ダァン!!!!

 

「うっ…!」

「おせぇなぁ!!」

 

サナが右手を出すよりも早く

タオの左足回し蹴りが顔面に入る

 

(なんだこの速さ…重さは……

戦闘兵器レオパルド並じゃ…)

 

「まだまだァ!!」

 

ガシッ…ブォン!

 

サナの頭を鷲掴みし、左腕一本で横に投げる

(マジかよ…!)

 

「シュゥゥゥゥゥ…」

(…?エネルギーが弱く…)

 

「ヒューソォ……」

(あっこれはまずい、死ぬっ…!)

 

「インパクトォォォォ!!!!」

 

トッ――――

 

(これは、防ぎ切れな…)

――――パキッ――――

 

ドゴォォォォォォォォォン!!!!!

 

周囲に爆弾なんかでは説明が付かないほどの轟音が鳴り響く

 

 

 

 

 

 

――――――フワァァァァ――――

「やっと砂埃が開けてきたな…」

 

パキッ――――ピシッ―――

 

 

「へぇ、すげぇな…」

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

ギリギリだった…

守りに使った両腕が割れ欠けた…

傷が入るだけでもやばいのに、ヒビ入れやがった。

 

「マヒナ、サナちゃんすげぇな

めちゃめちゃ硬いぞ!」

 

「サナは近接特化だから

戦闘兵器レオパルドの中でトップの硬度なんだよ」

 

「サナちゃん!

すげぇな、本気のヒューソ・インパクト耐えたやつ

サナちゃんで二人目だ!」

 

「僕の他にも耐えた人がいるんですね…」

 

「そっちは割れたけどな」

 

「でしょうね」

 

あんなもん食らえば、普通ぶっ壊れる

僕が他の戦闘兵器レオパルドより硬いのは

θと戦った時に気付いた。

拳が当たった時にθの腕は割れたのに、僕は何ともなかった。

 

その段階で、僕の装甲はもしかしたら他とは違うのかもしれない

 

そう疑っていた。

 

「近接進撃型カラーテイクは戦闘不能にならないように

通常より硬く造られている…」

 

「という事は、僕のように

何かに特化した戦闘兵器レオパルドがいるんですか」

 

マヒナとタオは顔を合わせ、一度頷き、サナを見る

 

「さっき3つのランクの話は覚えてるね」

 

「はい、通常機体のBランク、上位機体のAランク、特進機体のSランク」

 

「それぞれの機体数は10、6、3機だ

そしてサナが知りたがっている最上位Sランク」

 

「まずは近接進撃型カラーテイク

文字通り近接戦が得意で、敵の前衛の殲滅、進路開拓がメイン」

 

「次に遠距離狙撃型ディスタンシャテイク

これも文字通り、狙撃隊に紛れて前衛の支援がメインだ」

 

「最後は…」

 

「最後は…?」

 

「…神化型ディヨステイク」

 

「神化型ディヨステイク……ですか」

 

神化型ディヨステイク…

名前からじゃ一切連想できない

言うのが少し渋るって言う事は、僕と相性が悪いのか

 

「神化型、戦闘兵器レオパルドの完成形

そういうのが一番近いかな」

 

「完成形…遠近両用っていうことですか」

 

「御名答。戦闘能力だけで言えば近接はサナと同等、遠距離は神化型ディヨステイクの方が強いな」

 

特化型の戦闘兵器レオパルドよりも強い…

まさしく完成形だ

戦闘兵器レオパルドの製造が終わったのも、その完成形を

造ることが出来たからだろう

 

もし敵だったら、相手にしたくないな…

 

(マキナ、神化型ディヨステイクの情報何かあるか?)

『申し訳ございません。神化型ディヨステイクに関する情報は全て

セキュリティロックされていて、閲覧が禁止されています。』

 

最重要機密事項か…

だが存在はしていることはほぼ確定だろうな。

 

「タオ、もう一度お手合わせをお願いします」

 

「ハッ!望むところだ!」

 

 

 

神化型戦闘兵器ディヨステイク・レオパルドの事を考えながらも

特訓しながらムナン達の元へ向かい、6日が経った

 

「もらったァ!!」

(右ストレート…)

 

―ヒュン―

「おっ?!」

(予測通り、これなら……)

 

「くっ…!」

 

ドォォン!!!――――

 

「……やめ!」

 

「うっ……サナちゃん、強くなったね」

 

(昨日は1発、今日は3発

確実にタオの動きが分かるようになってきた)

『本日の戦闘訓練もデータベースへ保存しますか?』

 

(あぁ、頼む)

 

「サナ、明日ムナン達と合流する

ユナの連中が何を考えているか分からない

いつでも戦えるようにレブナンを起動しておけ」

 

「はい、わかりました」

 

二手に分かれてから7日

この一週間がすごく長く感じた。

 

でも、タオが特訓してくれたおかげで強くなっている。

これでみんなを守れる。

いや、守るんだ。

 

そして、僕の手で戦争を終わらせる。

 

最強最弱の戦闘兵器(レオパルド)

18話 ご覧いただきありがとうございます


小説を書いた経験はほぼ0なので、自分の中の括りで

アニメの終わり方っぽくやっています


勉強しながら読みやすいように書けるように頑張ります


また次回もご愛読、よろしくお願いいたします

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