ロール
1ヶ月がたった。
タケルたちはもうついてるらしい。
よし、いくか。
ーー健視点ーー
ズズズズズズと闇から何かが出てくる。
俺のパーティーメンバーは『何!?イベント!?』とか言ってる。
そこから出てきたのは、恐ろしい何かだった。
赤く光る目。骸骨。やばそうな装備。
それはこう言った。
『どうもこんにちは。あなた方ですね。私共と戦いたいと言うのは。』
それは礼儀正しくお辞儀をする。
『お前と約束した覚えなんかない。』
俺は答えた。
それは指をパチンと鳴らした。
その瞬間、パーティーメンバーの雪。ゲーム内ではスノーのHPが1瞬で0になった。
パチンともう一度鳴らす。
生き返った。
『さあ戦いましょう』
すると、闇から3つの何かが出てきた。
ぬうん!
と将軍のような何かが剣を振り下ろす。
すると
大地が一瞬で粉々になり、それを避けていると、速度特化の騎士が追撃をかけてくる。
速度特化の騎士をやっとの思いで、倒した。
だが、後ろで何も攻撃してこなかった、死神のような何かが突然『君主を守れ』と言う
すると、騎士が蘇った。最悪だ。
将軍の力を受け止めてると、騎士にやられ、騎士を倒すと復活させられる。
すると、君主と呼ばれていたものが、3つの何かをひかせ、君主一人と俺たち全員での戦いを提案してきた。
全員で攻撃を仕掛ける。まずは魔法。
すると、青い泣き顔が光り、壁のようなものを展開すると、魔法は消滅し、魔力が吸い込まれた。
鎧の正面の骨の口が光り、黄色い笑い顔が出てきた。
魔法を全て跳ね返したきた。
ならば、と物理攻撃を仕掛ける。
しかし、赤い顔が防ぐ。
そこへ、それがとどめをさしにくる。
終わった。そう思った時だった。
『どうよ、俺の負けイベ風の強者でさらに魔王的なロールプレイは。』
と聞こえたので顔を上げると、俺は膝から崩れ落ちた。
『ちゃんと言ったろ。俺と戦いたい奴って。』
『俺と(一緒に)戦いたい奴』
ってこと。
そして、パーティーを組むことになった