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27 第六関門




 第六関門へと向かう道中、私はシュリ君から色々な話を聞きました。

 まずはシュリ君が千年前の大賢者であったということ。魔法を極めるために、自分で作った人間そっくりのホムンクルスの肉体に魂を移し替えて長く生きてきたこと。

 ちなみに、この技術を応用したことによって、松里家君の肉体改造やジョアンさんの性転換が可能になったのだとか。


 そんなこんなでシュリ君の事情についてもあっさりと説明を受けたところで、いよいよ第六関門に到着しました。

 今までの関門よりも、更に広く頑丈な、より激しい戦闘に耐えうるエリア。ここで待っていたのは、四人の少年少女でした。


「いよいよですね、乙木さん」


 最初に声を上げたのは、四人の中でもリーダー的な存在である『勇者』の金浜君。

 そして、金浜君と共に並ぶ男性一人、女性一人、そして女性にしか見えない男性が一人。それぞれ『剣聖』の東堂君、『聖女』の三森さん、『賢者』の松里家君です。


「ええ、おまたせしました」


 私は一度金浜君に頷いて応えた後、後ろを振り返って魔王軍の皆さんに語りかけます。


「それでは、皆さん。彼らが第六関門を担当する四人であり、我が乙木商事の協力者の中でも最大の戦力を持つ方たちでもあります」

「始めまして皆さん、俺は金浜蛍一。ルーンガルド王国では『勇者』をやらせて貰っています」


 金浜君が自己紹介をした途端、ヴラドガリアさんを除いた魔王軍の全員がざわつき始めます。

 ですがこれで終わりではありません。


「俺は東堂陽太! 蛍一と同じくルーンガルド王国で『剣聖』をやってるぜ!」

「私は『聖女』の三森沙織です」

「僕は『賢者』の松里家勇樹だ」


 三人が名乗った途端、ざわつきがより大きくなります。

 そしてただ一人、冷静な様子のヴラドガリアさんだけが声を上げます。


「なるほど、当代の勇者パーティを揃えた、というわけかの。面白いではないか!」


 笑みを浮かべて、ヴラドガリアさんが前に出ます。


「妾の目算が間違っておらぬなら、お主ら全員が我が魔王軍四天王を遥かに凌ぐ実力者であろう? であらば、妾も楽しめようぞ」


 このヴラドガリアさんの予想は正解で、四人は全員がステータスSSSSに到達している実力者です。

 四人のステータスは以下のとおり。



【名前】金浜蛍一

【レベル】121


【筋力】SSSS

【魔力】SSSS

【体力】SSSS

【速力】SSSS


【属性】光 炎 治癒 闘気


【スキル】勇者




【名前】三森沙織

【レベル】108


【筋力】SSS

【魔力】SSSS

【体力】SSS

【速力】SSS


【属性】光 水 治癒 支援 結界


【スキル】聖女




【名前】東堂陽太

【レベル】116


【筋力】SSSS

【魔力】SS

【体力】SSSS

【速力】SSSS


【属性】闘気


【スキル】剣聖




【名前】松里家勇樹

【レベル】109


【筋力】SSS

【魔力】SSSS

【体力】SSS

【速力】SSS


【属性】炎 雷 大地 冷気 風


【スキル】賢者



 全員が、得意とするステータスに関してはSSSSを達成。金浜君に至っては全てのステータスがSSSSという化け物っぷりです。


「退屈はさせませんよ」


 言って、金浜君が剣を構えます。それに合わせて、他三人もまた武器を構え、戦いに備えます。

 双方やる気は十分、第六関門を始めても良いでしょう。


「それでは、第六関門、開始!」

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