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3月9日

作者: 如月詩子

「birthday」


誕生日には、色んな人から祝ってもらって


楽しい思いをたくさんして


キラキラ光る思い出を

宝石箱の中にたくさん集める日だと子供の頃は思っていた。


真っ赤ないちごの載った可愛いケーキや大好きなおもちゃのプレゼントは当たり前。


だって、、、主役だもん、、、。



たいていのワガママは許してもらえるそんな楽しい一日。


子供のころは、キラキラと楽しいお誕生日を過ごしてきた。



でも、大人になって家族とも離れた今はきちんとお祝いしてもらう機会は少なくなった。。。


誕生日の当日に一人寂しくケータリングを食べたり、

残業続きで会社のデスクでおにぎりを頬張っていた年もある。


友達から届くbirthdayメールは嬉しいけどどこか、、、寂しさも運んでくる。


何で、こんな気持ちになるんだろ・・・?


3月9日が憂鬱な日になった。。。


そんな事を思っていたある年に

ふと、気づいた。。。


20歳までは、誕生日は祝ってもらうもの。

それをすぎたら、今度は自分が周りに感謝する番だ。


特に、生んでくれた母親にはかならず「生んでくれてありがとう」

と、、、直接は照れるからメールで伝える。


文章を書きながら、涙が溢れる。


あぁ、きっとこんな簡単な事に気づけなかったから

毎年、すっきりしなかったのか。


だって、3月9日はサンキューの日。

感謝する日に生まれたのに、そんな気持ちも、持ってなかったなんて・・・。


「ハッピーバースデー!ママ。


私を生んでくれてありがとう。」


☆happy★birthday☆彡3月9日生まれのみなさん!


あなたにとって幸せな一年になりますように!


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