第99話
「じゃあカルラは精霊になるの?」
「いやどうなんだろう?
死んでるから幽霊?霊体?なんだろうね」
まあなんでも良いじゃないかとカルラが
ブレイクとの契約を進める
「「今ここに魂の契約を
切っても切れぬ繋がりを
どちらかの命尽きるまで」」
更に魔力量が上がるブレイクにカルラは
「ほー坊やと契約するとこうなるだね
火と癒しの大精霊カルラって事が
なんだか自分でわかるね
あ!そろそろ意識を取り戻すんじゃないかい?」
と、カルラが言ったところでブレイクの意識は
その場から消えた
「...でアンタは誰だい?」
カルラが話しかけたのはブレイク?だった
「オレはブレイ...」
と言いかけたところでカルラが遮る
「違うね、坊やの二面性?
そういうのがあるのかもしれないが
それはあの子自身わかってる事だ
坊やの人格が乖離ことはない」
ブレイク?は灰色の霧になった
『なんだバレてしまったかもう少しで
光の勇者を殺せそうだったのにな
とても残念だ』
「何が残念だ!
坊やは死なせないよ私はあの時誓ったんだ!
ていうかアンタはさっさと消えな
じゃないと」
そうだなと霧は何処か消えてしまった
「前にもこんなの見たね、あれが邪神か...」
ブレイクはカルラの膝枕の上で目を覚ました
「カルラ....母さん」
「なんだい坊や」
親子水入らず見つめ合っていた
「スイレン!ブレイクとは連絡取れないのか!」
「無理よ遮断されてるの
あぁ、もうどうしたらいいのよ」
ヴィクトリアとスイレンが互いに焦り混じりの
言葉を交わし他の皆も落ち着かない様子だった
「あーなんか悪いな
俺がそのまま殺されてればすんなり済んだのに」
女がそんな事を言った途端に
ヴィクトリアが拳骨を喰らわせる
「関係ない私達が止められなかっただけだ」
その時、迷いの森から
強大な魔力の波が押し寄せて来た
「御主人様?
たぶん御主人様よ!でも魔力量が増えた?
まさか!ノワみたく暴走したんじゃ」
急いで皆、迷いの森に入って行く
「母さん、僕はこれから
どうすれば良いんだろう?」
皆と別れて数分だが会わせる顔がないと
ブレイクが言うがそれにカルラはデコピンをし
「坊やの家族はそんな薄情なのかい?
アンタが勝手に壁を作ってるだけだよ
大丈夫、私もいるどうにかなるって」
そんな中バタバタと走る音が聞こえ
そっちの方を見るとヴィクトリア達が居た
「...えっと」
「帰るぞ息子」
ヴィクトリアがブレイクの手を取る
そこにスイレンが
「アンタ誰?」
「スイレンその人は
えっとね、カルラ僕の実母だね」
「!?」
御主人様のお母様!?とスイレンが
驚き皆も驚いていたが
「....私が母ではないのか?」
と泣きそうなヴィクトリアが居た
そんなヴィクトリアにカルラが
「私はもう死んだ人間でそんな中でも
坊やの役に立ちたくて戻って来た幽霊よ
まぁ、火と癒しの大精霊でもあるけどね」
そうなのか?とブレイクに聞くと
「どっちも大事な母さんです
元だろうと現在であろうと大事な人達です」




