第98話
ブレイクの意識は次第に薄れて
気付けば周りは光に包まれていた
目の前にはもう1人のブレイクが居た
「よう、こっちにまで来たか」
「お前が...僕か」
そうだと答えるブレイク?が攻撃を仕掛ける
「いきなり、何するんだ!?」
「お前から体の主導権を奪うんだよ
もう生きてても意味ないだろ?
だったらオレに寄越せよ」
魔法が使えるわけではないこの場所で
二人はもみくちゃになりながら
殴り合いの喧嘩を始めた
「オレに寄越せばあとは楽になれるぜ
全員殺してやるよついでに邪神もな」
「なんでそんな事言えるんだよ!
お前も僕だろ!お世話になっておいて
恩を仇で返すのかよ!」
その言葉を吐いた時ブレイクは
ハッとして
「お前にそれが言えるのか?
周りを泣かしてさっきの女を何度も殺しては
生きかえらせてソレを繰り返す
だったら一回こっきりで皆殺しにした方が
皆、平等でいいだろ?
みーんな殺そうカルラん時みたく
お前はただ見てればいい」
するとブレイク?は何処からか短剣を取り出して
ブレイクの心臓に突き刺した
「痛いか?
カルラはもっと痛かっただろうなぁ
お前が居たせいで逃げる事も出来ずに
お前なんて居なければよかったのに」
「確かにカルラは逃げなかった
それは僕がお荷物だったから?
...違う!
カルラは僕の母さんはそんな人じゃない!
お前が勝手に決めるな!」
刺された所が光だし短剣も光に呑まれ消滅した
その光からある人物が出て来た
「何してるだ坊や
ちゃんと生きろって言っただろう」
カルラが現れたのだ
「「!?」」
ブレイク?がカルラの首元に
また何処からか用意した短剣を投げる
「こらこら
反抗期にしてはまだ早いし
ナイフはないだろナイフは」
(...カルラ..だ、カルラがいる)
ブレイクは驚きのあまり動かないでいると
「なんだい坊やそんな泣きそうな顔して
母さんのところに来てくれないのかい?」
「母さん...僕はそんな権利ない」
ブレイクの足が震える
ブレイク?は敵わないと悟ると何処かに消えていた
「それはヴィクトリアの事かい?
それともグレイシア?」
「!?...知ってるの?」
まぁ、アンタの中に居たからねとカルラは
ブレイクの側によると
ブレイクが後退りする
「なんだい息子に後退りされると
結構くるものがあるね」
カルラは無理矢理ブレイクを抱きしめる
「カルラ!?」
「坊やアンタはもっと
強くなりなさい戦いとかそう言うのじゃなく
心の強さが足りないね
坊やにも守りたいものができたんだろう?
ソレを大事にしてあとは頑張るだけさね」
ブレイクはカルラの言葉をしっかり心に刻む
「坊やそういえば
私とも契約してみるかい?」
「え!?できるの!?」
当たり前でしょ、とカルラがブレイクに答える




