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第94話

早々にブレイクは精霊融合レギオンを展開し


グレイシアはブレスの体制に入った


時間魔法でブレスを止めながら


水魔法の刃で攻撃するが鱗に弾かれる


グレイシア的には水浴びと大して変わらないのか


気持ち良さそうにも見える


ブレスを利用して氷の剣と盾を


作り出したブレイクは


その剣でグレイシアに斬りかかる


グレイシアは尻尾で応戦し


勢いよく薙ぎ払われた尻尾に


ブレイクが吹き飛ばされたが


自身の後ろに時間魔法で作り出した


空気の壁に背中を預けどうにか耐えて見せた


すかさずグレイシアの爪が下から襲いかかるも


氷の盾で防ぎ空へとブレイクは飛ばされてしまった


グレイシアが羽ばたき空へと向かい


ブレイクは抵抗することも出来ず


落下していく上昇していくグレイシアに


対峙するも空中では時間魔法で足場を作る事


ぐらいしか出来ない為


グレイシアを空で待つ事になる



(どうしようスイレン!

グレイシアさん思った以上に強いんだけど)


(そうね爪に尻尾、ブレスが厄介ね)


ブレイクとスイレンが念話をしていると


「はい!おしまい!」


とグレイシアが手を叩き


終わりにしようと提案して来た


「私はまだ戦えるけど

坊やはもう時間切れみたいだし」


と、ここで精霊融合レギオンが強制解除された


魔力切れだ、ブレイクの魔力量でも


ほんの数分が限度で更に魔法の展開をし続けた結果


わずか1分半で精霊融合レギオンが切れてしまった


「ダメかぁ...グレイシアさん

明らかに本気じゃないもんな

ブルガと戦った時は高速飛行に

ブレスの威力も桁違いだったし」


バレちゃった?とグレイシアが苦笑する


御主人様マスターより強いのは予想外だったわ

グレイシアは全盛期に戻った事で敵になる

存在がもういないんじゃ無い?」


そんな事ないわよと


今回の戦闘でグレイシアとブレイクの相性は


圧倒的にグレイシア優勢という結果だった


今までの魔力量でのゴリ押しが出来なくなった事で


新たな課題が生まれ目標が見つかりそうで


スイレンとブレイクは喜んだ


「すごかったな

グレイシアもそうだが

息子ブレイクの魔法の展開も速かった

グレイシア以外の龍でも同じ結果なのだろうか?」


いいえ、とグレイシアが答える


グレイシアは腕にある鱗を見せた


「ここ、よく見るとヒビが入ってるでしょ?

水魔法を受けた時わざと余裕ぶったのは

これ以上されたら困るから

効かないと思わせた方が坊やは賢いから

別な手段に移ると思ったのよ」


グレイシアの作戦に


まんまと乗せられてしまったのだった


御主人様マスターと私の課題は

観察力と魔力量の調整あとは物理での攻撃手段か」


スイレンがブレイクに相談するように話を進め


グレイシアが人の姿へと戻る


ザッザッ


ブレイクがこちらに来る人影を見つけた

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