第91話
そこまで聞いてミューラ達冒険者の顔が引き攣る
「....皆思ってる事は一緒みたいね
あーあ、楽しかったなぁ冒険者人生
友好を結んでる龍王グレイシアに
刃を向けた時点で私達...打首よ」
それを聞いたグレイシアが今度は焦り出す
「そうなの!?
だったらこの戦闘は無し!
それだったら大丈夫じゃない?
そっちの門番さんも内緒にしてね」
そんな中Bランクのヴィクトリア達と
ブレイク達にも声が掛かっており
ヴィクトリアが
「遅れてすまない!
...龍王グレイシア!?
どうしてここに?」
グレイシアが人化の魔法を使い人の姿へと変わり
「グレイシアさん!
お久しぶりです!」
ブレイクもグレイシアに久々に会ったこともあり
再会を喜んだ
「...そうかそんな事があったのか」
ヴィクトリアが何が起きたのかを聞き
「どうにかならないかしら?
私は別に怪我もしてないし平気なんだけど
アッチの方が」
アッチというのは冒険者達の事で
先程から皆...終わった
...人生楽しかったなぁ
...助けて...お母さん
と、項垂れている
ヴィクトリアがその場を収める形で一旦
冒険者の処遇は保留という事となり
グレイシアを王城に案内する事になった
「坊や
元気にしてたかしら
病気とかしてない?」
はい、元気ですとブレイクは
グレイシアに話しながら街を歩いていた
王城に着くと玉座に国王ミランドが居た
「おぉ、グレイシアではないか!
龍王国を空けて大丈夫なのか?」
「それなんだけどね
息子達に王座を譲って隠居しようかと思って
坊やのところでお世話になろうかしらね」
そうなのか、とミランドが
息子どっちが王になったのかと尋ねるが
わからないわねー、とグレイシア自体あまり
興味がないのかおそらくフィートだろうと
予想していたのか実際そうなっていたから
問題はないのだが
「そうか、なら龍王国に使者を送らねばな
グレイシアの所在もわからないと
息子達も心配であろう」
そうかしら?とグレイシアは呑気なもので
「僕のところに来るんですか?」
そうしようかしら、とブレイクに言うが
「ダメだ!グレイシア!
ブレイクは私の息子だ!
.....やらんぞ」
グレイシアはヤキモチを焼いているヴィクトリアに
「そういうつもりはないわ
そんな警戒しないで、坊やの成長を
近くで見てたいだけだから」
そうか、とヴィクトリアも納得したのか
ヴィクトリア邸に招く事になり
グレイシアがアレは合わなくていいの?と
一同、あっ!と思い出し
ミランドに事の顛末を伝えると
「.....そうか当の本人の
グレイシアからの恩赦もある事から
その冒険者達には
1ヶ月の謹慎にしてもらうとしよう」
そんなになの?とグレイシアが言うが
本当なら打首案件な為
それを後で伝えられた冒険者達は
大喜びで謹慎処分を受ける事となった




