第9話
ユージーンがブレイクに聞く
「確かにこれはとまっているね
これをずっと出来るのかい?」
はい寝ている時以外は、と答えて笑うブレイクに
この能力に危険を感じたユージーンは
「ブレイク君
これを私達以外に知っている人はいるかい?」
いえ、モンスターに襲われた商人とカルラくらいで
他に生きてる人はいないと
「それじゃあ、絶対に秘密だ
ヴィクトリアもコレットもだ
特に団長達にはバレたらまずい
すぐに戦闘訓練を受けさせられる
さっきも言ったが絶対に秘密だ
ブレイク君の安全や平穏を維持する為に」
ブレイクは、えぇ?と困惑するが
ヴィクトリアとコレットはわかったと頷く
「まぁ取り敢えず秘密と言う事だ
ブレイク、自分自身の為に選択するんだ」
強くそして優しくヴィクトリアはブレイクに話した
そのあとヴィクトリアはブレイクを抱き抱え
森を抜け山に入る前で野営の準備をする
夕飯を食べブレイクはユージーンと体を拭きあい
ヴィクトリアに捕まりテントで眠りにつく
コレットとユージーンが火の番をする
「ヴィクトリアはブレイクにべったりねぇ
ブレイクも甘えてる様子だから引っ剥がすのは
可哀想でできないけどさ」
確かに、と笑うユージーン
薪を加え火を絶やさぬ様に
野営用にモンスター避けのお香を炊き
交互に座りながら寝る
夜も更け朝日が見え始める頃
「おはよう2人とも少し寝てくるといい」
コレットはテントに入り
私は水浴びしてくるとユージーンが荷物から
タオルなど取り出していた
チュン、チュン
鳥の鳴き声が聞こえてくる
「...ん、...?」
ブレイクは昨晩からヴィクトリアに捕まっており
今も目の前にいるのはヴィクトリアだと思っていた
が、明らかに体格が違う
ヴィクトリアは花の匂いだったが
今抱きつかれているブレイクが感じ取ったのは
柑橘系の匂いだった
「...コレットさん?」
ん?おはよー、と寝ぼけているコレットが
ブレイクの頭を撫で二度寝をかます
バサッとテントに
ヴィクトリアが入ってきて
コレットから引っ剥がし
ブレイクを抱き抱えテントの外に出る
ユージーンが朝食の準備をしており
「おはようブレイク君...って
そんなまたすぐ抱き抱えて
ブレイク君がまだ眠そうだし
コレットも起こしてきたらどうだい?」
そうか、とブレイクを預けて
ヴィクトリアはコレットを起こしにテントに戻る
ブレイクはこくりこくりと眠たそうにしながらも
ユージーンに挨拶をし顔を洗っておいでと言われ
タオルを渡され顔を洗いに少し離れた湖に向かう
目を擦りながらブレイクは
ユージーンの方を見ると
昨日ブレイクが見せたとめる
を浮遊魔法や風魔法で
再現しようとしていたが
僅かに動いている
これもダメかぁと
悪戦苦闘していた
コレットがおはよーと欠伸をしながら
テントから出てきた
あれ?ブレイクは?とまだ眠たいと目を擦りながら
コレットが辺りを見渡すが
顔を洗いに湖に行ったよとユージーンが答え
そうか、と追いかけそうになる
ヴィクトリアだったがグッと我慢だ我慢と
耐えていた、それを見た2人は苦笑いをしていた




