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第85話

「たぶん王国に帰ったら

ノワさんも洗礼の儀を受ける事になると思います」


その言葉を聞いてワイトは


「それはつまり

ノワも危険な目に遭うと言う事でしょうか」


ブレイクは頷くノワが闇の巫女だと発覚すれば


予言通り光の勇者と闇の巫女で


邪神を倒さなければならない


そんな使命をまだ8歳の2人に背負わせる事を


ワイトは嘆きそれ以外の方法は無いのかと


ブレイクとノワの心配をする


「僕が前線で戦えば

ノワさんが危ない目に

遭う事も無いと思います」


それでは息子ブレイクが危険に晒されるのでは?


と、ヴィクトリアが話に入ってきた


「私は利き腕を無くしたから

帰っても近衛騎士団の副団長は辞める事になる

公爵ではあるが発言権もおそらく無くなる

そんな中ブレイクを護れる人間がどれほどいるか

わからないユージーンが魔法師団の

団長になったところでブレイクの勇者としての

訓練は免れないだろう」


ヴィクトリアが言うように


帰ったところで待っているのは


邪神を倒すための訓練


勇者ブレイク人権じゆうは無いだろう


それを考えればこのまま戻るのは


ブレイクがあまりに不憫で可哀想になる


だがワイト達を保護し戻らなければいけない


そんな葛藤の中ブレイクが出す答えは...


「仕方ないです

僕は光の勇者として強くなるしかない

それがどれだけ辛くて過酷でも


それにスイレンが帰ってくるんで

それまでは頑張ってみようと思います」


そんなブレイクにノワが


「私も何か訓練受けるのかな?」


光の勇者と対を成す闇の巫女がノワである


可能性が高い事を考えると


ノワも同様に訓練が待っている


「それは...

ワイトさん次第だと思うよ

強く反発すれば王国に

訓練の強要はできないはずだし」


ワイトはノワを見て首を横に振る


ワイトはノワに何かさせる気は全くなかった


そこまで話したところで


交代の時間になった


メイベルとコレットが交代しに薪を持ちやって来た


「交代ですね、わかりました」


とワイトが火の番をコレットにお願いして


ノワが眠いのか目を擦り始めたので


テントへとノワを運びワイトも就寝した


翌朝、目が覚めたノワはワイトがいない事で


パニックになる急いでテントの外へ出る


が、そこには朝食の準備を手伝っていた


ワイトがいたノワが起きた事で


ノワがワイトにくっつき


ワイトは身動きが取れなくなり


コレットがしょうがないわねと


皆の分の朝食を準備する


「コレットさんコレはどこ置けば良いですか?」


と、ブレイクとアークは森に入り


牛型のモンスターを倒して持ってきていた


「あー、ユージーン!

アレどうにか捌いて

シチューにでもしちゃいましょう」


と、朝からてんやわんやなブレイク達だった

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