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第84話

石になったスイレンをブレイクは


そっと拾い上げ大事に保管する


「ブレイク...」


ヴィクトリアがスイレンの事で


ブレイクに話しかけるが


「大丈夫ですよ

母さんスイレンはちゃんと帰ってきます

それまでの辛抱ですから」


少し涙ぐんだブレイクがヴィクトリアにそう答える


ブレイクをヴィクトリアが抱きしめ


「ああ、そうだなスイレンは

必ず帰ってくる」


と、ブレイクに言い聞かせる


そんな中ログスが


「取り込み中悪いんだが

今後の事を少し話さんか

そちらの王命はワイトの保護じゃろ?

それにワシらも付いて行って

保護して貰おうと思う

ワシはそんなに先は長く無い

それにノワはまだ子供じゃ

それにワイトはノワの側を離れんじゃろう」


自動的にノワを連れていく事になるため


ヴィクトリア達はそれを了承した


「今日はもう日が暮れる

交代で寝ながら野営をしよう」


基本的に精霊のクリス、ライコ


それにシャルネが辺りに


モンスターが居ないか確認はしてくれるが


念には念をと交代で見張りを


2人ずつする事になった


ワイトとノワが最初の番をこなす


ユージーンやコレットは道具の手入れをし


メイベルとクレア、メルは体を休める為に


テントへと入り休む


ノワを抱きながらワイトは魔力を広げ


探索魔法を使う


ブレイクが自分以外の索敵魔法を見るのは


初めてで少し話に行こうとワイトに近付く


「何か用ですか?」


索敵魔法を使っているからか後ろから来た


ブレイクに話しかけるワイト


「その...索敵魔法を使う人を

あまり見かけないので

少しお話しできればなぁと」


ワイトはノワを横に座らせ


ブレイクに向き直り頭を下げて


いきなり謝る


「すまなかった、君の母上の事だ

私がもっと早く決心していれば

ノワを止める事が出来たはずなんだ」


するとブレイクの魔力が膨れ上がった


その魔力に焦るワイト


ノワはワイトを庇おうと間に立ち塞がる


「ノワ!

いいんだ当然の報いだ」


「嫌、悪いのは私なのに

父上が悪い事なんてない!」


ブレイクがノワに手を伸ばす


ブレイクの手がノワに触れると


一瞬光に包まれる


ブレイクの手にある紋章が一部消えて


ノワの手のひらに黒い菱形の紋様が浮き上がった


「...やっぱり」


ブレイクが少し悲しそうな顔をして


ワイトとノワに以前の創造神、破壊神の話をした


「ノワさんはきっとですけど、闇の巫女です

僕は光の勇者だからそれに反応して

さっきは魔力が膨れ上がったんで

まさかとは思ったんですけど」


ワイトはノワを見て


以前有った歴代魔王の魔力がなくなり


莫大なノワ自身の魔力で溢れ返っていた

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