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第83話

「魔王の呪い?」


はい、とワイトが話し始める


魔王の呪いとは魔王の魔力が凝縮されたもので


ノワが作った鎌に歴代の魔王達の魔力が宿っており


ヴィクトリアの体内に侵食していき


最後には死に至る呪いだと


「なので私が除去します」


出来るのか!?とヴィクトリアがワイトの提案に


食い付いたがそこまで言ったところで


ブレイクの魔力で元に戻ったスイレンが


「でも、アンタがそれをどうにか

出来るとは思えないんだけど

まさか娘を残して死ぬつもり?」


ノワがワイトに嫌だとしがみ付く


なら私がやるわとスイレンがヴィクトリアに近付く


御主人様マスター一旦、お別れね

大精霊が使う禁忌の魔法でなら

どうにか出来るかもしれないわ

前に言ったでしょ?」


「え?...スイレン?何を?」


水ノ封印石(アクア・コフィン)


絶対にブレイクにやってはいけないと言っていた


封印魔法で自分の命を使い対象を封印する魔法


呪いも例外でなく封印できる


「私が居なくても

魔法の練習は続ける事

封印の解除は7年後にしておくから

15歳になった御主人様マスターに逢うのを

楽しみにしてるわ」


スイレンがブレイクに別れの挨拶をしていると


ヴィクトリアが


「待てスイレン!

他に方法はないのか?」


息子ブレイクの相棒であるスイレンが


自分のせいで居なくなる


そんな事出来ないと


「ヴィクトリア

貴女、勘違いしてない?

別に私は消滅する訳じゃないのよ?

ただ暫しの別れってところかしら」


だが!とヴィクトリアは断固反対なのか


スイレンに辞めるよう言うが


「アンタも親なら

自分の子供達の事を考えなさいな

アンタが死んだ方が御主人様マスターは耐えられないわよ

それにメイベルも

あと...

少し御主人様マスターとだけ話させて」


少し離れた所にスイレンとブレイクが移動して


御主人様マスター

これから何が起ころうが私は

貴方の()()()()()()()()()()()

この後は他の精霊を見つけて契約して

私の役割をさせるといいわ)


(...うん、わかったよスイレン

もう決めたんだね僕は他の精霊とは

契約しないよその分強くなるし

皆もいるから大丈夫)


スイレンがブレイクを抱きしめる


ブレイクもスイレンに抱きつき数分が経過した


「さて、ちゃっちゃとヴィクトリアの

呪いを封印しちゃおうかしら」


スイレンと手を繋ぎながら皆の元に戻り


いつもならヤキモチを焼くヴィクトリアが


スイレンの今後を考えてと涙ぐんでいた


「アンタ何泣いてんのよ

たった7年よ?御主人様マスターが15歳になったら

こんな呪い消し飛ばせるわよ


じゃあいくわよ?



...水ノ封印石(アクア・コフィン)


ヴィクトリアの体の黒ずんだ所が


スイレンに吸収されていく


そしてスイレンは拳サイズの石になってしまった

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