第66話
「お邪魔しまーす」
とアークが迎えられ
ヴィクトリアが部屋から出てきたが
キャミソールに短パンというアラレもない姿で
メイベルがアークの目を塞ぎ
クレアがブレイクの目を塞いだ
それを真似しメルがスゥの目も塞いだ
「母上!?
服を着てください」
「着ているじゃないか?」
「「それは着てないのと一緒です!」」
とクレアとメイベルがハモった
「なぁ、メル?
スゥの目、塞がなくてもよくないか?」
「皆やってるし、つい」
ヴィクトリアは部屋に戻りメイベルが追いかけ
服を選んで着せていた
「いや〜驚いた
ヴィクトリアさんが
あんな姿で出てきたから
思春期真っ只中の俺は身に焼き付けようと...
ヤベ、これ以上はメイベルが怖いからやめとこ」
そうですねとブレイクが言うと
「おぉ〜わかってんじゃん
ヴィクトリアさんはさ貴族だし
女性としても魅力的で求婚者が絶えないからな
俺たちも男として見ちゃうよなぁ」
母さんは素敵ですから!とブレイクも
興奮気味に答える、そこに着替え終わった
ヴィクトリアと話を聞いていたメイベルが
アークとブレイクに説教を始める
「何が男として見ちゃうよ!
アンタは赤ちゃんの頃
オシメ変えてもらってるんだよ?
そんな事あるわけ無いんだから
バカ言ってんじゃないわよ
それにブレイクはアークに同調して
話をしなくて良いから!
自慢の母なのは私も同じだけど!」
えへへ、そうかなぁとヴィクトリアが照れてるのに
母様も照れない!とメイベルに一喝され
3人はシュンとなっていたが
「まあまあ、メイベル
こんなもんでいいんじゃない?
御主人様達もご飯にした方がいいんじゃない?」
と、スイレンが場を収めた
夕飯を食べ広間で寛いでいると
「アークだったかしら、迎えが来たわよ」
スイレンが言っている事がブレイク以外わからず
皆で玄関に向かうとそこにはライコが居た
「孫!帰るぞ」
孫かぁとアークは少し嬉しそうではあったが
皆との時間も楽しかったので寂しい気持ちもあった
そんな気持ちを他所にライコは
世話になったなとヴィクトリアに声をかけ
帰路に着く、アークがお腹の膨らみに気付き
「ライコ姉さん妊娠してんの!?」
ああ、と返事をし
何故か裏路地に入る
「家こっちじゃないけど」
もう、生まれる
「早いな、孫手伝え」
出産に裏路地を選んだのは人通りが少ないからで
出産に必要なのは魔力
それをアークに補填させようとしていた
「えぇ、結構持ってくじゃん」
アークのほとんどの魔力を持っていき
ソレは生まれた
「コイツは私の娘
孫お前が契約しろ」
いいの?とアークはその精霊と
契約を結ぶ事になった




