第56話
メイベルのそばに居る精霊クリスを見て
「また精霊か、なんなんだ?
最近は皆、契約してんのが当たり前なのか?」
ベルズはブレイクにメイベル、スゥを見て
困惑と共に期待もしていた
その後も座学は続き
最後にテストを受ける事に
「今までの話を聞いてれば
答えられる問題しか出してねぇから
...てか、ボウスはやる必要ねぇんだけどなぁ」
そんな中ブレイクはやはり参加すると言い
3人ともテスト用紙をもらい
20分ほどで書き終わり
ベルズが回収していき
「結果は午後実戦前に発表する!」
一旦ここで昼休憩になった
ヴィクトリアがやっと終わったか!と
3人を連れてレストランに入る
「いっぱい食べろ!
この後きっと体力を使う
...でも食べ過ぎたらお腹痛くなるか
まあ、考えて食べろ!」
メイベルはスープを頼み
対照的にスゥは肉やパンなどガッツリ食べていた
食事を終え、ギルドに戻る
修練場に集められたメイベル達
「引き続き、俺が試験を執り行う
先程のテストだが、全員合格だ
ブレイクは満点
メイベルは1つミスだな
スゥは半分点を取れている」
え〜、とスゥはもっと点を取れていると
思っていたのか少し拗ねている
メイベルは1つのミスを気にしている様子で
ブレイクはやった!と喜んでいた
「この後は俺と1対1だ
まずスゥ!お前からだな」
わかった!と返事をしてスゥはベルズに対峙した
スゥには今朝の事が経験となり
しっかりと準備をしてきたスゥだった
ヴィクトリアが審判となり
「背中が地面に着くか
行動不能、又は気絶など続行不可能を
決着とする!では、始め!」
ベルズに対峙しているスゥがまず
背後に回れる様に周りを砂煙で覆う
ほう!とベルズはスゥの位置を把握できない
ただ足音が消せていないスゥにベルズは
狙いは背後に回る事だと理解し
わざと背中を許した
スゥはベルズの誘いとは気付かず
そのまま突進する、突撃したスゥは
違和感を覚えたそこにあるはずの背中が無い!
ヒョイと首根っこを掴まれ
スゥは地面に叩きつけられる
前回と違うといえば
スゥは身を捻りうつ伏せに着地した事
スゥはポケットから瓶を取り出し
ベルズに投げた!
ベルズは拳でそれを受け
瓶が割れると共に中身が飛び出し
中身は特別製の火薬で
煙幕代わりになる代物だった
「煙たいな...目に染みる」
視界が奪われたベルズにスゥは
腕を取り首に足を絡めて身体を捻る
地面にベルズの背中が着いた
「勝者!スゥ!」
ここでヴィクトリアが決着の合図を送り
スゥの試験は終了した
「勝った!」
そうだな、とベルズがスゥの頭を撫でながら
背中を許したのは気づいたか?と
それに対してスゥはそうなのか!?と
少し忖度があった気はするものの
スゥの戦闘能力は光るモノがあった
それをベルズは見逃さない様に
今回背中をわざと許し実力を確認したのだった




