第49話
ブレイクはスゥを自分の従者にし
家に連れて帰る事になった
「ありがとうございました」
とシスターメリアにお礼をし
コレットはまだやる事があるからと残り
ヴィクトリア達は屋敷に向かった
「スイレン、いい加減
機嫌なおしてよー」
フン!とそっぽを向いている
スイレンが怒っているのは
精霊であれば当然の事で
スイレンが認めた契約なら問題なかったが
ブレイクにはそんな事はわからないし
既に契約済みなので解除も出来なければ
スゥを邪険にもするつもりはなかったが
ブレイクにどう接していいのかわからない
そんなスイレンだった
「スゥはブレイクの従者になるって言ったけど
具体的にどうするつもりなんだ?」
ヴィクトリアがメイドになるのか護衛になるのか
どうするのだろうと疑問をもって聞いてみたが
「スゥは護衛になる!
主は強いが人間だ必ず危なくなる時がくる!
そんな時に助けられるようにスゥは強くなる!」
と、スゥは魔力が増えた事で本来の
メソポリア族より伸び代が出ていた
「まぁ、これからよろしくねスゥ」
うん!とスゥが笑顔をブレイクに返す
するとメイベルが
「そういえばスゥって年はいくつなの?」
6!とメイベルは妹が出来たと喜んだ
「妹違う!主の従者!」
まあまあ、いいじゃないとメイベルに抱きつかれ
スゥも満更でも無い様子でいた
ヴィクトリアは
「スゥはブレイクの事は好きなのか?」
ああ!好きだぞ!と即答のスゥの事を気に入り
3人まとめて抱き抱え屋敷に向かって走り出した
「ただいま!」
「おかえりなさいませ奥様」
メイドと執事に迎えられ
ブレイクの隣にいるスゥに視線が集まる
「彼女はブレイクの従者になったスゥ
まあ、娘みたいなものだメイベルも
弟と妹が出来たと喜んでるから
特に意見は受け付けん」
かしこまりましたとメイド長と執事長が
ヴィクトリアに返事をし
屋敷にあるメイベルの部屋の隣にブレイク
その更に隣の部屋がスゥの部屋になった
夕飯に皆が席につくとヴィクトリアが話し始める
「明日はスゥの冒険者登録に行かないとか?
スゥが合格したらすぐパーティを組んだ方がいい
スゥとブレイクのパーティだったら
どんな依頼でも大丈夫だろうからな
メイベルはどうする?」
「私は...大丈夫です」
何故か断るメイベルにブレイクが
どうしたのかと聞くと
冒険者と騎士は余程のことがない限り
両立が出来ない事を教えてもらい
メイベルは近衛騎士になりたいが為
冒険者を諦めていた
騎士になれるのも15歳からであと5年ある
それを聞いたブレイクがメイベルに
「じゃあ15歳になるまでの期間限定で
やればいいんじゃないですか?」
と、話を投げかけた




