第48話
スゥの一撃を受けて吹き飛んだブレイクだったが
特に傷を負う事なかった
何故ならわざと水の鎧が薄くなるよう
調整したからで
(やっぱりあの子強いよね?)
(そうね、メソポリア族って言う
民族だったかしら物理攻撃が基本なのかしら
精霊融合しちゃったら勝負にはならないわね)
うーん、とブレイクが頭を抱えていると
「なんで!?
さっきは確実に入れた!」
スゥが地団駄を踏みながら
納得が出来ない様子でいると
「水の鎧の中に更に時の魔力で作った
空気の鎧があるから
それに当たって僕が吹き飛ばされたんだね」
そんなぁ、とスゥが落胆している
「でも!まだ負けてない!」
さて、どうしたものかとブレイクは考え
スゥに提案を持ちかける
「じゃあ、スゥ
今から1から10秒どっちが速く言えるかで
どっちが勝ちだか決めよう
僕は5秒多く数えるから」
わかった、とスゥが息を吸い込み
一気に言い切って仕舞おうと
した所でブレイクが水魔法を使い
スゥの顔を覆ってしまった
「....!!」
と、水が音を出させない
スゥは水を避けようと動き回ろうとしたが
この水魔法、時間魔法と複合した特別性で
球体状に覆われた水は
そこに固定されスゥは頭を動かせない
「1...2...3...」
「.....!!!」
バン!バン!と水を叩くが無意味だった
「13...14...15!」
と、ブレイクが提案したやり方で決着がついた
水魔法を解いてスゥは怒っていた
「ずるいぞ!
なんでスゥと戦わない!」
(確かに
なんで御主人様は攻撃をしなかったの?)
ブレイクは
「スゥとは友達になりたいから
友達には攻撃できないよ」
と、照れながら笑っていた
「やっぱりお前、変
スゥは友達にならない
お前の方が強いからお前の従者になる!
これからよろしくな!主!」
「メソポリア族が従者か
凄い事になったわね、ブレイク」
と、コレットが近づいて2人の頭を撫でる
メソポリア族の特徴として
主と認めた人に一生を捧げる
「契約!しないのか?主」
「えぇ、するものなの?」
うん!とスゥは頭を縦に振る
じゃあ真似してねとブレイクはスゥと契約を始めた
「「今ここに魂の契約を
切っても切れぬ繋がりを
どちらかの命尽きるまで」」
その言葉に皆がギョッとした
特にスイレンが
(何してんのよ御主人様!!!)
(え?だって契約コレしか知らないから)
と、ブレイクがスイレンに詰められ
ヴィクトリアはまたかと呆れ
メイベルは何が何だかとあたふたし
コレットが場をまとめ
「契約しちゃったものは仕方がないから
ブレイクあんたスゥの事しっかり面倒みるのよ?
重ねがけまでしちゃったんだから」
と、そういえばスゥは魔力がほぼ無いが
どうしたんだろうとブレイクがスゥに聞くと
「ん?魔力の源は生命力だから
ソッチを使ったに決まってるだろ?」
メソポリア族の寿命は長い
それの半分を使って契約をしたらしい
しかしブレイクの時の魔力がその分注がれ
生命力が本来の5倍以上になり
寿命は本来500年だが
2500年は生きれる
計算になる、そして
時間魔法も少し使えるようになった




