第41話
「で、3人だかミューラ以外Bランクに昇格」
ミューラは仕方ないと思ったが
あのー、とブレイクがベルズに話しかける
なんだ?とベルズも答え
「冒険者に必要なものって強さだけなんですか?
危機察知能力も評価されるべきだと思うんですけど
たぶんミューラさんはスイレンを見て諦めた
だけなので、確かに簡単に諦めた様にも
見えますけど、ちゃんと3人と
僕達の実力差を考えての判断だったと思います」
そこまで聞いたベルズは
笑い出して皆はよく分からない顔をしていたが
「そうだなだからミューラはAランクに昇格だ
ボウズの言うとおり危機察知能力は冒険者に
とって命綱だ、どんだけ強かろうが
死ぬ時は死ぬだから、危険を避けるのが
冒険者にとって1番大事な事だから
ミューラは今日からAランク冒険者という事だ」
実はミューラは3人の中で1番強い
それでも自身の実力を過信せず
周りを見れる様な人物だった
「まぁそうなるわよね
御主人様に対して初めから
油断してなかったから私は好印象だったし」
スイレンが珍しく人を褒めたのを見て
ブレイクは少し嬉しそうだった
そして3人は職務室を出て帰って行った
ブレイクはギルドカードの作成に移る
ベルズが作成してカードを渡す
「再発行には1週間かかるし
銀貨1枚かかるから注意してくれ」
銀貨?お金の価値がまだわからない
ブレイクだったが
無くさなければ問題ない、とベルズが
言った事でそうなんだと納得した
ヴィクトリアが
「ギルドの依頼を受けるか?」
と、ブレイクと一緒に出掛けたいのか
ルンルンで聞いてきた
そうですね?、とまだ何も知らないブレイクは
「こんにちは、初めての依頼だと
何がオススメですか?」
「こんにちは、初めての依頼ですね
初めは薬草採取、迷子探し
家事代行などがありますね
今ですと薬草採取の依頼がありますが
如何でしょうか」
ブレイクは薬草採取の資料を見せてもらい
「じゃあこの依頼をお願いします」
と、ギルドカードを提出し
「え!?Bランクで初めての依頼ですか?」
はい、おかしいですか?とブレイクが答えると
「私の息子だからな!さっき
試験が終わったばっかりだ!」
と、ヴィクトリアが割り込んできた
「ヴィクトリア様!?
ご子息でしたか失礼しました
では依頼内容の確認をお願いします」
受付で色々聞いてから薬草採取に向かった
「聞いた?銀の舞姫の息子さんだって」
「聞いた聞いた、いきなりBランクでしょ?
凄いわよね」
野次馬達の話に聞き耳を立てている男がいた
彼はバーンズAランクの男性冒険者だ
「なぁ、本当に舞姫の息子だったか?」
バーンズは野次馬達に確認したが真偽のほどは
分からずじまいだった
「仕方ねぇ、実際に確認してみるか」
バーンズはAランク中でも
Sランクに1番近い男と言われており
ルア王国で知らないものはいないほど
有名人でもあった
そんな人物に目を付けられた
バーンズはこっそり着いていく事にした




