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第4話

ヴィクトリアが少年に駆け寄り懐から


薬を出し傷口にかけようとしたが


傷を見て少し考える


すると女冒険者が声をかける


「どうしたのヴィクトリア...って、これは」


少年の化膿した足を見てヴィクトリアは


女冒険者に向き直り


「コレット、ナイフ

前に買ったやつ出してくれ

あと酒があっただろうそれも頼む」


コレットと呼ばれた女冒険者の顔が引きつる


「えぇ...ナイフ新品なんだけど」


だからいいんじゃないかとばかりに


ヴィクトリアは手を差し出す


はぁ、とため息を吐いて


コレットはナイフを取り出す


「少年...痛いぞ」


酒でナイフを消毒しつつ


躊躇なく患部を切り裂き膿を出す


「ゔっ!?」


血と膿が飛び散りやがて膿は全て出された


足の感覚を忘れていた少年だったが


膿を出した事により取り戻した様子だった


「ヴィクトリア嬢は、思い切りがいいというか

無茶なやり方をするね私の魔法だってあるんだから

少しは痛みが少ないやり方だって」


と、モンスターの後処理を終わらせた


魔法使いが言うが


「これ以上は足の骨が腐るだろう

これでもかなりギリギリなんだ

魔法でやるより

こっちの方が確実だっただけだ」


薬を塗り包帯を足に巻く


治療された右足をさすりながら


魔法使いは痛み止めの魔法を使い


少年が立ちあがろうとした時


ヴィクトリアが少年を、抱き上げ


「えっ?...あの...僕歩けます」


恥ずかしそうにする少年に


ヴィクトリアは


「怪我人は大人しくしていなさい

...それより、軽いな」


5歳ほどに見える


少年の体重は同年代と比べて


かなり軽かった


何か食べるものがないか食糧袋を漁る


そんなヴィクトリアに


「多分、数日食べてないんだろう

可哀想にいきなり固形物は難しいだろう

昨日買ったやつの中に山羊のミルクがあったはず

パンに染み込ませて...

これでどうだろう」


魔法使いに即席パン粥を作ってもらい


一口、また一口と口にいれる


「おいしぃ...おいじぃでず...」


久しぶりのまともな食事に少年は涙を流した


「まだあるからゆっくり食べなさい

君を抱いてる騎士はヴィクトリア

そちらの冒険者はコレット

私はユージーンと言うんだよろしくね」


少年はお礼を言い粥を食べ


満腹になり泣き疲れて寝てしまった


ガタガタガタ


ギィー


ヴィクトリア達の背後の門が開く


中から村長であろう老人と先程の門番が出てきた


「いやはや、これはこれは

王国近衛騎士団、副団長様ではありませぬか

なぜこの様な辺境の地に?」


老人は冷や汗をかきながらご機嫌取りを始めたが


それはヴィクトリアの火に油を注ぐ行為だった


「なぜ?たまたま通りかかった村に

モンスターが向かうもので危険だと思って

討伐に向った、そうしたらこの少年が

見えたので少年が入ったタイミングで

ユージーンの魔法が発動するはずが

な・ぜ・か!!!

門を閉め始めたのが見えたので

仕方なくユージーンに魔法で少年の前まで

飛ばしてもらった

ここはルア王国の庇護下にある村だ

村長であるアナタは知っているだろう

モンスターを前にして

生贄を捧げるような行為は犯罪だ

自警団及び騎士団を村に配備してあるはず

モンスターを追い払い犠牲者を出さないのが

村長の役目です

人の味を覚えたモンスターは

見境なく村や街を襲う

それに進化する場合もある

それをなくすための法律のはずだ

この件は国王様に報告させてもらう」


そんなぁ、と崩れ落ちる村長を横目に


ヴィクトリア一行は村に入っていく


宿を見つけて部屋をとり


ベットに少年を寝かせる

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