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第36話

「で?そちらの女性は?」


彼女はマリア・レムロン


ユージーン・レムロンの妻である


こんな事になったのはユージーンが


いきなり帰ってきた事と


数日家を空けると言って


2週間も家を空けた事と


ライコ、彼女の存在である


「彼女は僕と契約した精霊のライコ

確かに急に王命で出て行ったのは謝るよ

でも手紙を送っていただろう?」 


「銀翼のメンバーは

貴方以外女性よね?」


と、夫婦喧嘩と言うより


マリアの質問攻めが始まった


「あれ?親父帰ったのか〜」


そんな中、ふらっと帰ってきたアークに


泣きつく様にマリアが擦り寄り


「あーまた、母さんに心配かけたのか

母さんも泣くなよ珍しく親父が帰ってきたんだ

皆んなで飯にしよーぜ」


アークの言葉にその場はどうにかなった


「おい孫」


え?とアークが孫?と聞き返すが


小僧の小僧だから孫だろうと


よくわからない理屈で何故か


孫呼びになってしまったアークだった


「じゃあ、ばあちゃん呼びになっちまうぜ?」


理屈で言うとそう言うふうになる


「ん?まぁ良いだろう」


あ、良いんだとアークは納得し


「ばあちゃんは変だからライコ姉さんって呼ぶよ」


ライコ姉さんと呼ばれてまんざらでもないライコが


マリアに呼ばれて近くまで行くと


何だかんだで面倒見のいいライコが


マリアと仲良くなり


それを見たユージーンは何だか


自分より家族に馴染んでいるのに


複雑な感じだった


その夜は皆で食事をとり


ライコは夜のうちは出かけてくると


何処かへ行ってしまった


翌日朝になって帰ってきたライコを


マリアが泣きながら探しており


一体なんだこの娘はと


マリアの頭を撫でながら思うライコだった


朝食を食べている時に魔力の反応を感知した


ユージーンとアーク


「ライコ!これは?」


おそらくブレイクだろうとの事


「ブレイク?誰?」


アークは話をちゃんとは聞いていなかったので


ブレイクと言う人物は初耳で


ユージーンが昨日説明しただろ?と


「あー、そんな事言ってたなぁ」


おそらく精霊融合レギオンだろうと


精霊界でも伝説、下手をすれば神話級の


出来事だとライコは説明する


「すごいな、僕にも出来るかな?」


「出来ない」


キッパリ言われたしまったユージーンだったが


内心諦めきれない様子だった


「まぁ、諦めない事は良い事だ」


と、ライコも少しだけ期待をしていた


「にしても精霊融合レギオンか初めて聞いたよ

大精霊と契約するとそんな事も出来るんだね」


「いや、普通は出来ない

ブレイクの魔力量が異常なだけだ

精霊融合レギオンは少なくとも

精霊側の魔力量の3倍以上差が無いと

生命力を使うが足りず

人間側は弾け飛ぶ」


えぇ、弾け飛ぶんだと苦笑を返す


ユージーンとアークだった

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