第34話
チュン、チュン
小鳥のさえずりでメイベルは目を覚ます
夜が明け朝を迎える
そんな当たり前の日々が
新たな刺激によって変わっていく
母ヴィクトリアにブレイクごと抱きつかれており
抜け出すのに苦労し
メイベルは洗面所に向かう
あったかいお湯が用意され顔を洗い
そこにメイドがタオルを持ってきており
それを使い顔を拭く
「メイベルお嬢様
本日はどのように致しましょう」
いつもならメイベルの日課の
ランニングと剣の打ち込みがあるのだが
いつもは居ない母ヴィクトリアと
新しい家族のブレイクがいる為
メイベルは2人を起こしに行く事にした
ギィ
扉を開けると
ブレイクは起きており
おはようございます、と挨拶され
それにメイベルはおはよう、と返し
母ヴィクトリアをブレイクから引き剥がす
「母上!起きてください
もう日は登ってますよ!」
目を擦りながらふぁぁと
欠伸までしてるヴィクトリアを
メイドに預けメイベルはブレイクを連れ
洗面所に向かう
「ここを捻るとお湯がでて
こっちを捻ると水がでるから
温度は調整して使ってね
タオルはあっちで
服はここに置いておくから
終わったら広間に来てね」
と、ブレイクに説明をして
メイベルは広間に向かった
「アンタ...しっかりしてるわね」
と、一連の流れを見ていた
スイレンにふとした事を言われ
苦笑を返しながら
「あんまり母上は家に居ないので
私がしっかりしないと家が成り立たないから
自然とこんな感じになったんです」
へぇ〜、とさらに感心するスイレン
そこに執事が
「お嬢様、朝食の準備ができました
奥様がまだ準備が出来ておりませんが
何やらブレイク様とお嬢様に関して
駄々を捏ねているようで...」
ヴィクトリアの言い分は
「起きたらブレイクもメイベルも居なかった
2人も何故私のそばにいない!」
なんとも幼稚なわがままだった
なかなか広間に来ないと思っていた
ブレイクは既に捕まっており
メイベルが部屋に入った途端に
「母上!?」
メイベルもあっという間にヴィクトリアに捕まった
2人を捕まえてご機嫌なヴィクトリアは
やっとこ、準備を始めた
広間に3人が着くとメイド達が朝食の準備を始め
次々に料理が運ばれてくる
「本日の朝食は
ベーコンエッグに、春野菜のサラダ
カボチャのポタージュ
ラズベリージャムのヨーグルト
ライ麦パンでございます」
朝にしては量もあり食べ切れるかなぁと不安な
ブレイクだったがメイベルが
無理に全部食べなくても大丈夫と
気を利かせ、食べれないなら私が食べるぞと
ヴィクトリアは朝から食欲旺盛だった




