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第33話

メイベルは考えた


実のところ本当はメイベルには


弟か妹が居たはずだった


それこそブレイクの年頃の


ヴィクトリアがどうしても男の子が欲しいと


旦那に頼んで身籠ったのだが


流れてしまったのだ


その後旦那はこの世を去り


息子を望む事はできなくなったが


今はブレイクがいる


そんなヴィクトリアが


ブレイクを甘やかすのは当然の事である


それを止めるようには


ヴィクトリアの落ち込んだ姿を


知っているメイベルには出来なかった


メイベル自身も弟か妹は欲しかったし


だが、しかし


果たしてこの甘やかしが


ブレイクの為になるのだろうかと


「母上!いい加減ブレイク君を降ろしてください」


えぇ...とヴィクトリアが駄々をこねるが


無理やりブレイクを取り上げて


自室に連れ帰った


「ごめんねブレイク君

母上あんな感じだから

私の部屋....」


ここで気付くメイベル


脱ぎっぱなしの服や


読みかけの本がズラッと並んでいた


そうメイベルは片付けが出来ないのである


「3人で片付けましょう」


と、スイレンが助け舟を出して


3人で片付け始める


ブレイクが本をまとめ


スイレンとメイベルが服を整理する


途中下着が出てきてブレイクの目をメイベルが


隠しスイレンがそれを片付けると言う時間があった


「ふぅ、やっと片付いたわね」


面目ないとしゅんとするメイベルは


ヴィクトリアとそっくりだった


フフッとブレイクが笑うと


「なんで笑うんだひどいぞ」


と、ヴィクトリアの口調とそっくりになっており


これが素なのだろうとブレイクは思った


「ブレイク〜メイベル〜」


とヴィクトリアが駄々をこね扉の外にいる


段々とイライラしてきたメイベルが


ヴィクトリアを、中に入れ川の字で


ブレイク達は眠りに着く





魔王城にてワイトは悩む


ノワの事で部下から危険ではないかと


そんな声が上がっている


確かに魔力を使うとノワは


狂乱状態になり我を忘れる


そんなノワだがワイトにとっては


可愛い娘なのだから仕方がない


「さて、どうしたものか」


ノワはワイトの膝元で寝息をたてている


そんなワイトに良い案が浮かんだ


魔力制御装置を作れば良いのだと


そのあとワイトは3日3晩、寝ずに


装置を作ったペンダント型の装置を


ノワに渡しいつも付けておくようにと


念を押しノワにプレゼントした


「えへへ、似合うかな?」


「あぁ、よく似合っている」


黒いペンダント型の装置は


魔力を吸って貯めておく事が出来る


「時々私が点検するから

その時は外しても大丈夫だ」


うん、わかった!とノワが返事をし


「抱っこ!」


と、赤ん坊のように甘えるノワをみて


ワイトは微笑みを返し


ノワを抱き抱えた

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