第27話
トントントン
野菜を切り鍋に水を入れ
ヴィクトリアが狩ってきた
猪型のモンスターを捌いて入れ
煮込んでいく味付けに岩塩を削り
これで野菜煮込みの完成
そこにユージーンが6人分のテーブルと椅子を
用意し食卓に着く
野菜煮込みとパンを食べながら
「今の団長より強くなった筈なんだけど
ブレイク君が規格外すぎてイマイチ
自分の強さがわからないんだよなぁ」
ユージーンの魔法は今や
国の最終兵器と言われてもおかしくないが
ブレイクとの模擬戦では
あまりわからなかった様だったが
その様子にコレットが
「いや、団長2人でも
今のアンタには勝てないわよ」
そうかな?とユージーンが嬉しそうにし
ヴィクトリアは
「ブレイク、魔法は凄いが武器はどうする?」
武器ですか?うーん?、と考えているブレイクに
ヴィクトリアが
「なら私が剣術を教えよう!
一旦、剣術をやっておけばある程度
他の武器でも応用がきくからな」
自分が教えられるのが嬉しいのか
ヴィクトリアはご飯の後にやろう!と
子供の様にはしゃいでおり
「よろしくお願いします」
とブレイクはヴィクトリアから
教えてもらう気でいたが
ユージーンとコレットの顔が引き攣る
「ブレイク!?ちょっとアンタやめときな
ヴィクトリアはね手加減ってものを知らない
脳筋バカなのよ!?」
「先程、相手してもらってなんだけど
僕も同意見だたぶん怪我をするよ」
2人の剣幕がすごく、そして
ヴィクトリアにコレットが
まず剣の握りとか振り方を教えなさいと
言い聞かせて、食事後素振りと木に向かっての
撃ち込みをする事になった
「片手で持つなら利き手で持つんだ」
そう教えながらヴィクトリアは見本で素振りをする
ブン!ブン!と風を切る音が響く
ヴィクトリアが自分の剣をブレイクに貸し与えた
そしてヴィクトリアをお手本にしたのが悪かった
「こうですか!?」
ブン!ブン!と同じ音がなぜかブレイクから響く
「ブレイクは筋がいいな!
じゃあ今度は木に向かって撃ち込むか」
ヴィクトリアが逆袈裟から切り上げ
木二つに切れて倒れた
「こんな感じで
まあ、好きにやってみるといい!」
と、ブレイクに自分の剣を渡す
剣を上段で構えて
ブレイクは深呼吸をし
一気に振り下ろした
ピキ!バリバリ!
なんとブレイクの向かいにある木が
真っ二つになっていた
「...え?」
コレットが呆気にとられていると
「ハハ、凄いねぇ
魔法だけじゃなくて
剣もこんなに使えるんだ
これはもう笑うしか...」
ヴィクトリアは気づいていたが切れたのは
1本だがさらに奥の2本目の中心まで
亀裂が入っていた




