第158話
残りは3体の人型のみとなったところで
氷魔は合体し始め1つの大きな人型になり
全長3メートルほどの氷の巨人になった
「...進化した?ただの変化じゃない
アレはさっきまでとは違う別の存在ね
ブレイク!火が使える私達がやらないと!」
ブレイクもスイレンとグレイシアを呼び寄せ
精霊龍王になり火魔法を展開し
展開した火を集め黒炎を作り出し
氷の巨人にぶつけるがあまり効果は無く
メイベルも同じ結果で焦り出す
「どうしようブレイク!黒炎が効かない!」
氷の巨人がメイベルを狙い
魔法で氷の玉をぶつける
メイベルはそのまま吹き飛ばされた
「姉さん!」
メイベルは無事だったが
精霊融合が解除されており
クリスが小さくなっていた
「大丈夫か?メイベル
ブレイク!こっちは大丈夫だ
ソイツを倒すのに集中してくれ!」
メイベルの無事をアークはブレイクに伝えると
ブレイクは氷の巨人に向き直り
氷火の結晶を展開し始めた
(コレならいけるはず
念の為、魔石を狙った方がいいか)
氷魔にも魔石がありそこを攻撃しないかぎり
何度でも再生するそれは
氷の巨人になっても同じだろうと考え
ブレイクは魔石の位置を確認して
狙いを定め氷火の結晶をぶつけ
氷の巨人は完全に停止した
「魔石は回収してギルドに持っていきましょう」
メイベルが率先して魔石を回収し
氷の残骸をカルラとクリスが溶かしていく
「アンタ大丈夫なの?
そんなにちっちゃくなってるなら
お母様に任せてもいいんじゃない?」
スイレンがクリスを心配し話しかける
「スイレンちゃんの言う通り
休んでていいのよ?
私だけでも出来るから大丈夫よ?」
カルラも心配してクリスに声をかけ
そこまで言われるならとクリスは休む事にして
氷の始末はカルラがまとめてする事にした
魔石を回収してブレイク達はギルドに戻る
「依頼達成ですね
そちらの魔石は?」
氷の巨人の魔石は所々穴が空いており
買取は出来ないと思って
ブレイクが持ち帰ろうとしたが
「少し値段は下がってしまいますが
買取はできるので大丈夫ですよ?」
と受付嬢に言われブレイクは
穴だらけの氷の巨人の魔石も
買取してもらう事にした
「こちらが今回の報酬になります」
穴だらけの氷の巨人の魔石が
大銀貨8枚で
氷魔の魔石が1つにつき
金貨1枚で56体居たので
大金貨5枚と金貨6枚に大銀貨8枚の
支払いが行われた
「結局コレでいくら貯まったんだ?」
アークがメイベルに聞く
「うーんと...大金貨395枚と金貨3枚
大銀貨が5枚に銀貨が9枚大銅貨が4枚ね」
夜明けの旅人は遠方に行っても
宿に泊まる事なく野宿することが多い
普通は休息を取るために宿に泊まるのだが
精霊が複数いる為火の番をせずに済んでいる
そのおかげでしっかりと休息をとり
武器の消耗も少なく
クレアとメルの矢を買うくらいだが
本人達が森に入り自身で作ってくる為
そこもお金はかからない
使い道があまりないのだった




