第138話
ティラ王女の冒険者ランクはFランクスタートで
今ブレイク達と討伐依頼を受け
迷いの森に来ていた
「結構、足場が悪いのね」
前日の夜が雨だった事もあり地面が泥濘んでおり
ティラ王女の言う通り足場が悪かった
「そうですねこう言う事もありますから
冒険者は準備が大切なんだと思いますよ」
メイベルがティラ王女に説明していると
シャドウウルフの群れに囲まれた
ブレイク達は戦闘体制に入り
ソレらを討伐しギルドに戻った
「依頼達成です
ティラ王女様はEランクに昇格です」
あらそうなのね、と案外あっさり
ランクアップした事にティラ王女は
納得いってない様子で
「これってブレイク達がいたから
倒せたのだけれどそれでも
私はEランクなのかしら?」
とブレイク達に質問するが
「ティラ王女も何体か倒してたじゃないですか
それを鑑みるに妥当だと思いますけどね」
ブレイクがそう言うとティラ王女は
そっ...そうかしら、と照れくさそうに顔を背けた
「そうだ身を守る訓練をしておかないと
陛下から頼まれてるんだった
この後ギルドの訓練場に行きましょうか」
ギルド内にある訓練場にブレイク達は移動し
ティラ王女に攻撃と防御を教える事にした
「えっとじゃあ最初は攻撃から
僕に好きなように攻撃してください」
ブレイクに対してティラ王女は攻撃できなかった
「効かないと分かってるけど
貴方に攻撃なんて出来ないわ!」
うーん、これは困ったとブレイクが悩んでいると
代わりに私が受ければいいんじゃない?と
メイベルが立候補しメイベル対ティラ王女の
構図になり訓練は始まった
「アースニードル」
これはティラ王女がシャドウウルフの群れの時に
使っていた魔法で1メートルほどの土の塊を
形成し角のような鋭い形にして飛ばす
ティラ王女はそれを3つも発動し飛ばして来た
メイベルが火魔法で相殺するが互いに
なかなかの威力で訓練場はあちらこちらに
焦げた後や穴が空いており
それをティラ王女が直していく
訓練場の地面が土でよかった
「ティラ王女の攻撃はそこらの
Dランク冒険者より全然強いわ
あとは防御を確認してかな」
メイベルがティラ王女に防御を展開させ
クリスにやり方を教わったのか
メイベルはブルーインパクトを放った
ティラ王女の防御は厚さ2メートルの壁を
ドーム状に展開して守っていたが
ブルーインパクトは1.5メートルは破壊しており
2発目で確実に破壊される
そんな状況を見たメイベルが2発目を放った
ドーム状に展開されていた壁は見る影もなく
崩れ去っていただがそこにティラ王女は居なかった
何処いったんだろう?とブレイクが索敵魔法を使い
辺りを探ると地面からティラ王女が出てきた
「私はここよ!
これなら逃げるくらいは出来そうよね
メイベルの攻撃もどうにかなりそうだったし」
ニシシと王族には似合わない笑顔を見せて
訓練は終わった




