第135話
バハムートが緊張しているノワの事を気にして
飲み物をとって来た
「主、少しは場に慣れたか?」
うーん、と首を傾げるノワにバハムートは
「こんなので緊張してたら身が保たんぞ
お前は魔王の娘なんだから堂々としてればいい」
そうかなぁ?と悩むノワにブレイクが話しかける
「やぁ、ノワにバハムート
そういえばさっきはバハムート
居なかったけど何処に居たの?」
俺は先に王城に来てたからな、と
ブレイクと近くにいたメイベルに
アークを呼び話を始めた
「ミランドの奴が情報を掴んでな
王女が狙われているらしく
その護衛に俺を選んだようだ
だが俺は攻撃力は高くても
誰かを守るのは苦手でなお前達に頼みたい」
わかった、とブレイク達は警戒体制に入った
コツコツコツ
とハイヒールの音が辺りに響く
そこに居た人々は誰も彼女を気にしていない
「ねぇ、あの人...」
ブレイクにノワは気付いたようだが
ヴィクトリアやメイベル、そしてアークも
そこに誰も居ないように振る舞っている
「ブレイク、変だよ
あの人存在感がないのか誰も気付いてない」
女は折り畳み式の大鎌を背中から出し
ティラ王女の横に移動し始める
(マズい!たぶんアレが王女を狙ってる奴だ!)
ブレイクが急いでティラ王女の所へ向かう
(間に合ってくれ!)
次の瞬間大鎌は完成し大きく振りかぶって
ティラ王女の首元へと大鎌は振るわれた
カァン!
間一髪のタイミングでブレイクの魔法剣が
その大鎌を防いだ
「何奴!?
姫様をお守りしろ!」
護衛がティラ王女を囲むように配備され
女に注目がいくが
「...居ない?」
コツコツコツコツ
ハイヒールの音が響く
またティラ王女の横に移動し
その首に大鎌を向けるが
それをまたブレイクが阻む
「ミランド陛下!
後で弁償します!」
とブレイクは女を掴み窓へと投げ
ブレイクもそのまま外に出た
「...邪魔」
女が初めて喋った
「貴女の目的はティラ王女ですか...
悪いけど腕や足の1、2本は覚悟してください」
大鎌と魔法剣のぶつかり合いは激しく
ブレイクに劣らない女の攻撃も凄かった
だが、ブレイクはその上をいく剣戟で
女の大鎌を弾き飛ばした
「...厄介」
女はその場から逃げ出した
ブレイクはそれを追うが
曲がり角で見失ってしまった
「クソッ!ティラ王女の所は大丈夫かな?」
「全然見えなかったわね」
あぁ、確かになとメイベルとアークの話に
「アレは隠密系の魔法を使っている俺でも見えん」
バハムートがノワの指示でティラ王女の側に行く
「ブレイク相手だからすぐ捕まるだろう
ん?どうした?メイベル?」
うーんとメイベルが思考を巡らせている
「あの女の人何処かで見た事ある気がするんだ」




