第134話
馬車からダークエルフの少女ノワと
魔王ワイトが降りてくる
「ノワ!元気だった?
ワイトさんも魔王領の復興どうですか?」
私は...元気だよ?とノワは恥ずかしそうに返事をし
ブレイクとノワの2人の間に
気まずい雰囲気が流れる
「ゔ...ゔん!ノワも私も元気だよブレイク君」
とノワとの間に入ってきたワイトが更に
「魔王領の復興は50%くらい進んだかな
ミランドの支援もあったし助かってるよ」
ルア王国の支援はヴィクトリア経由で
ブレイクが頼んだもので
支援物資や人材などを派遣している
「そうですかよかったです!
結構進んだんですね
あとは魔族が戻ってくればって感じですか?」
そうだね、一度離れた領民を
再度受け入れてはいるものの
戻りたく無いという者も一定数いるのも確かな事で
ワイトも頭を悩ませていた
そんな話をしていたが
バタン!
勢いよく窓が開き
「ブレイクー!!!!!」
ある少女が飛び降りて来た
「えぇぇぇ!!!???」
落ちる直前にブレイクが時間魔法で
彼女を停止させ抱き抱える
魔法を解きブレイクの腕の中にいたのは
「毎回この登場の仕方やめませんか?王女様」
ティラ王女だった
「でも、貴方なら必ず受け止めてくれるでしょ?」
はぁ、と溜息を吐いたブレイクに
不敬よ不敬!と駄々をこねるティラ王女
「おぉ、良かったブレイク殿すみませぬ
姫様、貴女は本日の主役なのですから
怪我でもされたら大変なことになりかねます
戻りましょう!」
嫌!とティラ王女が駄々をこねるが
「もう15にもなったんですから
聞き分け良くなってください
お父上からもお願いされているのですから」
とティラ王女の専属執事が王女を引っ張っていった
「ブレイクー後でねー」
あはは、と苦笑いをしながらブレイクは手を振る
「本日はミランド国王の娘
ティラ王女の生誕祭にご参加いただき
誠にありがとうございます
ティラ王女も15歳成人の仲間入りです
温かい目でお迎え入れください」
宰相が挨拶をし先ほどまでの
お転婆娘の印象とは打って変わって
「おお!ティラ王女誕生日おめでとうございます」
「誠に恐縮です」
そこに居たのは淑女そのものだった
(僕にもあんな風に接してくれたらなぁ)
ブレイクがそう願っても叶わぬ事だったが
ティラ王女に挨拶しにいかないといけないので
シルヴァ家の3人で挨拶しに向かった
「ご機嫌麗しゅうございますティラ王女様
娘、息子共にご挨拶に参りました」
ティラ王女の変貌にもびっくりだが
ヴィクトリアの言葉遣いにも
あまり慣れないブレイクだった




