第129話
バハムートに乗ったヴィクトリア達を見送り
残った数人の元奴隷達はブレイクと共に
ルア王国へと向かう
ギデン達メソポリア族は
アリアとガルーが加わり4名から6名に増え
ブレイク達とは別行動をとる事にして
一旦の別れを告げた
アジトに戻る道中
「にしても我が子に歳を越されるとは
思わなかったな」
アリアがギデンに近付き、背も伸びたと
ギデンの頭に手を伸ばす
「まぁ、あれから400年だ
母さんと父さんが200歳代だった時の
出来事だしな2人より倍は生きてる」
そうかそんなに時間が経ったかと
ガルーも感慨深いらしく
腕を組んで頷いて2人の話を聞いていた
「スゥはボスの親をなんて呼べばいい?」
スゥの質問に
「何だギデンお前
ボスって呼ばれてるのか、そうかそうか
じゃあこれからよろしくなボス!!」
そうだなよろしくなボス!とガルーまでも
ギデンをからかい
「呼ぶ時は名前でいいよ
えっとスゥとカーラそれにロアか
よろしくな」
とスゥの頭を撫で
「わかった!
アリアとガルー!」
スゥとカーラはすぐにその呼び方に適応したが
ギデンとロアが凄くぎこちなかなっていた
ブレイク達はギデン達と別れ
野営の準備をしていた時に
バハムートの中に入らなかった
12人の中の1人の
少年がブレイクに話しかけてきた
「あの、僕も貴方みたいに
強くなれるでしょうか?」
突拍子もない話にブレイクはポカンとしてしまい
「あ、ごめんなさい
...なんでもないです」
「ごめんごめん
いきなりだったから
君はなんで強くなりたいの?」
少年は目を輝かせ言う
「そんなに強ければ自由に
好きな事が出来るじゃないですか
僕は今まで奴隷だったし
何か特別なモノも持ってないから
でも貴方と僕じゃそもそも違うのかもですけど」
そんな少年にカルラが
ブレイクの代わりに説明し出した
ブレイク自身奴隷の子供だった事
ブレイクの強さは戦闘力も確かにあるが
心が付いてこないとそれはただの暴力になる
傷付けるだけの力になってしまう
「坊やの強さは心の強さから来るものだ
自分の心に従ってコツコツ積み上げて来た
出来る事をやってね
アンタも強くなりたいならまずは
出来る事をやっていくしかない
そしたら徐々に強さは付いてくる」
そう...ですか...と、少年が想像していた
助言ではなかったようで
少年は考え込む
「よくわからないけど
言われた通り今は出来る事を
やっていこうと思います」
僕もそれでいいと思う、とブレイクも言い
野営の準備が進んでいき
火の番を交代で夜明けの旅人のメンバーが
やっていたがブレイクはやはり眠らず
火の番をしていた




