第128話
ブレイク達が食事を終えようとした頃
カチャカチャと鎧が擦れる音と共に
ガバ帝国の紋様の騎士団が現れた
「何だこの人数は!?
1000人以上いるぞ!?」
騎士団の団長がバハムートの生存確認をしに
やって来たはいいもののこの人数の元奴隷を見て
どうしたものかと固まっていた
そこへ
バサ!バサ!
「俺の根城に何かようか?」
「うわぁぁぁあ!!!!
龍神バハムートだぁぁぁぁあ!!!!」
バハムートの威圧によって
ガバ帝国の騎士団は
散り散りになって自国へと戻って行く
「息子!!!!
やっぱりお前が居ないと寂しいぞ!!!!」
いきなりバハムートから飛び降り
ブレイクに抱きつくヴィクトリアだったが
スイレンとカルラに引き剥がされた
「母さん!?
えっと...言伝を頼んだんですけど?」
あぁ、聞いた!とヴィクトリアは
通信用の水晶を見せて
ユージーン達に手配を頼んだ事を説明した
「な!大丈夫だろう?」
とヴィクトリアはブレイクの前で屈んだ
?とブレイクがなっていると
「母上ブレイクは言わないとわからないですよ」
頭を撫でるようにメイベルがジェスチャーして
ブレイクは恥ずかしそうに
ヴィクトリアの頭を撫でた
エへへと嬉しそうにヴィクトリアは笑う
そんなヴィクトリアを見て
アリアがギデンに俺も撫でろ!と無茶振りをして
気まずいギデンだったが観念したのか
アリアの頭を撫でる
「これはなかなかいいな」
とアリアが言うとガルーも俺も俺も!と
結局両親の頭を撫でたギデンであった
「母さんこの4000人の人達をルア王国に
移送するのにどうしたらいいと思いますか?」
ん?徒歩でいいだろう?と
ヴィクトリアの考えでは
怪我人以外は歩けるから
バハムートが先導し迷いの森を抜けて
王国に向かうと言う単純なモノだった
「道中のモンスターはどうしますか?
あと怪我人や病気の人は?」
「そこだよなぁ...」
ならいい方法があると
バハムートが話に割り込んできた
「俺の中に4000人入れて仕舞えばいい」
確かに元々バハムートの中に居たのだから
それが1番手っ取り早いが
戻るのに抵抗がないならの話だが
「皆さんはどうしたいですか?
ここからルア王国はかなり遠い
歩き続けるのはかなり辛いはずです
バハムートにまた喰われるのは
抵抗がある人がほとんどだと思います
でもバハムートが居たおかげで
皆さんが生きているのも事実
彼にもう一度
命を預けてみるのもアリだと思います」
ブレイクの言葉を元奴隷達は受け止め
4000人の殆どが呑み込まれて行った
残った数名を護衛しながらブレイク達は
ルア王国に向かう
「主と俺は先に帰るぞ
ヴィクトリア公爵お前もだ」
えぇ!?何でだ!?と猛抗議する
ヴィクトリアだったが
お前が居ないと受け入れが出来んだろうと
その言葉に観念し
ヴィクトリアはブレイクを抱きしめ
「また後で逢おう」
と名残惜しそうにバハムートに乗って行った




