第12話
「年相応になったなぁ
....でも、もう少し小さいほうが
抱っこしやすかったんだがなぁ」
なんだか残念そうなヴィクトリアに
「出来るわよ?
御主人様の属性を忘れたの?
若返ったり歳をとったりするのは
魔法を使えば簡単に出来るわよ?」
おお!そうか!と喜ぶヴィクトリアが
ブレイクに小さくなれと凄い勢いで迫るが
コレットにぶっ叩かれ怒鳴られる
「あのね、いきなり小さくなれって
バカじゃないの!?
ブレイクが初めて魔法を使うのがソレって
おかしいでしょ
それにスイレン!アンタもよ!
少しはブレイクがどういう子か見なさいよ
断れる様な子じゃないでしょ?
私は契約とか精霊とかよく分からないから
それでもスイレンはブレイクと
家族になったみたいなものでしょ?
家族なら守ってあげなきゃダメ
わかった!?」
そんなぁ、とヴィクトリアが落胆し
...家族ね、とスイレンが何か思い出していた
それでもブレイクはヴィクトリアが喜ぶならと
結局、魔法を使う事にした
スイレンから
時間魔法を教わり
ブレイクは自分の身体を3年戻した
「おぉ!戻った!凄いなぁ!」
ヴィクトリアが喜び抱き抱える
凄いなぁとユージーンが観察して
はぁ、とコレットが呆れていた
「そういえばなんで最上位の契約を結んだんだ?
人の寿命じゃ精霊からすれば一瞬じゃないか?」
ヴィクトリアがスイレンに聞くが
「え?御主人様の寿命は
無いようなものよ?時の魔力を持つものは
長寿だし最後には精霊になるわ
御主人様の魔力量を考えたら
精霊王の可能性しかないけどね
時の精霊王は未だ不在だから」
スイレンの話では
時の魔力を持つ精霊は3体しかいない
ブレイクが後々精霊になると4体目になり
しかも魔力量の事を考えると恐らく
精霊王になるらしい
精霊が1000年ほど力を貯める事で
大精霊になり更に1000年ほどで
精霊王になる
精霊王も火、水、風、土、雷、癒
の適性の多い属性の6体しか存在していない
そこに加わる事は人族や精霊だけで無く
世界規模のニュースになるとの事
「そんな事になるのか」
ヴィクトリアは息子は凄いんだなぁと
誇らしげに笑っていた
ユージーンとコレットは規模が大きすぎる話に
呆気に取られているとスイレンがブレイクに
「御主人様はね特別なの
望めばなんでも手に入るし
好きな人は側に置けばいい
嫌なやつは簡単に消せるのよ」
と不敵な笑みをブレイクに向ける
その笑みを見たヴィクトリア達が
何か危ういと察知して
ブレイクの側に寄ろうとするが
スイレンの水魔法がそれを阻んだ




