第11話
「精霊かしかもかなり上位の
ブレイク君の魔力が凄く増えたし
扱えるとなるとこれは...
今のブレイク君は私達より強いと言う事になるね」
と、ユージーンが帰ってきたブレイクを見て
爆発的な魔力の増大と精霊という
魔力のタンクとパイプができた事で
もうユージーン達とブレイクでは
比較にならない程強くなったと言う
精霊と契約するという事は
魔法使いの中でも稀である
ユージーンが魔法師団の副団長である理由も
そこにあった、現団長とユージーンで
当時、団長の座をかけて勝負をしていた
ユージーンの方が魔力や魔法の扱いに長けていた
しかし、団長が修行といって長旅に出て
帰ってくると精霊と契約して帰ってきた
ユージーンが団長になると周りからも
示唆されていたが、一転して
精霊と契約した現団長に天秤は傾いた
それ程までに精霊の力は凄まじく
現団長と精霊の契約は下位の契約だったが
その契約内容ですら
ユージーンの実力を超えた
その事を鑑みるに最上位の契約をした
ブレイクの実力は予想がつかないと言う
「まぁ、よかったじゃない
ブレイクの力になってくれるみたいだし
それにこのままだと危なかったんでしょ
...あ、でも尚更
秘密にしとかなきゃいけないわね」
コレットの言葉にユージーンとヴィクトリアが
気を引き締め、野営地を後にする
一行は龍の渓谷の手前にある
山の入り口へと向かう
ふと、スイレンがブレイクに
魔法は何が使えるのかと問い
ブレイクは物や傷の進み具合を停止する事を
スイレンに説明し石を停止させるのを見せるが
「御主人様、それ
魔法じゃないわよ?
魔力を使ってるだけね」
そうなの?とブレイクが聞くと
え?、とユージーンが驚いた
魔法は使用者の得意とする属性があり
治癒魔法が得意な者が幼い頃に
体調を崩さない事や怪我をしても治りが早いなど
使用者の魔力量にもよるが
その効果は周りにも及ぶ
それで言うとブレイクの魔力量を考えるに
見た目が5歳位に見えるのも
栄養不足では無く魔力に当てられ
成長が停止していると言う事になる
その魔力を対象に集める事で停止させていた
「御主人様の魔力量が多すぎて
魔法みたいに感じたのね
少し私が身体の中に入って
魔力の制御と
魔法の使い方教えた方がいいわね」
そう言うとスイレンが
ブレイクの元へ近づいていき
ブレイクとスイレンの体が重なった
魔力を制御しブレイクの身体に
変化が現れ始める、すると
年相応の骨格に肉付き、そして髪が伸びる
育ち盛りと少し大きかった服などが
ちょうど良くなった




