第58話
目を覚ますと、鳥の声が聞こえた。
カーテンの隙間から差し込む柔らかな日差しが、頬を優しく撫でているのを感じた。
「もう起きろ。」
耳元に囁いた温かな息を感じた瞬間、ようやく悟った。
頬に触れていたのは太陽の光ではなく、髪だったのだ。
もう慣れてきたことなので、驚かなかった。
「あと五分…」と、眠そうな声でつぶやいた。
従いたくない気持ちを示すために、ゆっくりと体をひっくり返し、毛布にくるまってまるで居心地のいい巣ごもりのように、顔を枕に埋めた。
少なくとも僕の枕だと思っていたものに顔を埋めた。
一見、ふわふわした感触は同じように思えたが、微妙に違っていた。
「おっと!朝からずいぶん大胆ね、ダーリン。」
これを聞いて、僕の疑念は確信に変わった。まだ完全には目覚めていなかったので、彼女は僕の前にいると思っていたのに、実は後ろにいたのだ。
それでも同じ姿勢を保っていた。まだ眠くて状況を完全に把握できなかったからではなく、愛子がそこにいてくれて嬉しかったからだ。
愛子は力を失うことを決意して、ただの人間になった、
少なくとも愛子は自由になった。自分のやりたいことを自由にできる。
永遠に孤独に生きなければならないという呪いから解放されたのだ。
ちょうど1年前に晴らしくても現実的ではないラノベを読みながらストリーを思いついて、書き始めたんだ。
僕の日本語は璧ではないことは承知しているけど、読者のみんな様はこの作品を楽しんでいただければ幸いです。
お読み下さりありがとうごさいます
次作でまた会う。




