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ラブスレイヤー  作者: Raito11
エピローグ1
55/59

第54話

目を覚ますと、鳥の鳴き声が聞こえた。

カーテンの隙間から差し込む柔らかな日差しが、頬を優しく撫でているのを感じた。


「もう起きろ。」


耳元に囁いた温かな息を感じた瞬間、ようやく悟った。

頬に触れていたのは太陽の光ではなく、髪だったのだ。

もう慣れてきたことなので、驚かなかった。


「あと五分…」と、眠そうな声でつぶやいた。


従いたくない気持ちを示すために、ゆっくりと体をひっくり返し、毛布にくるまってまるで居心地のいい巣ごもりのように、顔を枕に埋めた。

少なくとも僕の枕だと思っていたものに顔を埋めた。

一見、ふわふわした感触は同じように思えたが、微妙に違っていた。


「おっと!朝からずいぶん大胆ね、シン。十秒以内ベットを10秒以内にベッドから出なかったら、腕を腕ひしぎしてやる。10秒…」

「何年経っても、キリちゃんは暴力系だな。乙女らしくないぞ。」

「腕をマジで折ってやるから日葵ちゃんと同じ呼び方をやめて。」


トラックに轢かれて入院してたとき、桐乃が毎日お見舞いに来てくれた。

この事故の数か月前をよく覚えていないけど、僕にとって非常につらい期間で桐乃の世話になったみたい。


驚くこともなくクリスマスの少し前に桐乃と付き合い始めた。

大学に入ったから、一緒に暮らすことにした。


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