第42話 中編 名探偵向日葵ちゃん ②
「愛子が探偵帽をかぶっているのはちょっと探偵っぽいからだって分かるけど。その格好は一体何、向日葵さん?」
彼女は首をかしげて、なぜそんな質問をするのか理解できない様子に見えた。
「いや、答えなくてもなんとなく分かる。マスクにサングラス、キャップをかぶれば身元が分からなくなると思って、尾行にぴったりの格好だと考えたんだろ?」
彼女は頷いて同意した。
「それじゃ、怪しく見えるだけで、かえって目立ってる。逆効果だ。ベストなのは人ごみに紛れることだ。桐乃がいなければ、お前はちゃんと服を選べないな。」
向日葵が変装を外したあと、クラスの女の子たちがハーレムにいた場所はどこってメッセージを通じて尋ねた。
「向こうのマンガ喫茶に入ったみたい。」
彼女はスマホで情報の正確さを確認したあと、建物を指さした。
「密室、三人…熱くなりそうだ。」、 と愛子が冗談めかして言った。
「えっ、あそこはエアコンないの!?」
向日葵は愛子が言いたかったことを理解していなかった。
「変な奴の話に気を取られるな。そのまま純粋でいろ。」
「意地悪ね、ダーリン。まさか嫉妬して、私たちとやりたいの?向日葵ちゃんがどう
思うかは知らないけど、私はいつでもあなたのために準備できてるわ。」
愛子の失礼な言葉を無視して、情報を得られることを期待して目的の場所へ向かった。




