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ラブスレイヤー  作者: Raito11
第一章 やはり、ラブコメの幼馴染は面倒くさい
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第2話 前編 案の定、転校生がいた。②

教室のドアがバンッと勢いよく開かれた。


「おっはよー!!みんな、元気?」


明るい茶髪のボブカットの女の子が、元気いっぱいに教室に入ってきた。


「おはよう向日葵ちゃん」


クラスの女子たちが声をそろえて返事をした。


向日葵という女子の後ろには、彼女より背の高い男子が立っていた。

どうやら同時に教室に入ってきたらしい。


二人は恐らく幼馴染同士と思う。


「相変わらず二人ともいつも一緒だなあ。」と、ドアの近くにいる男子が言った。

「朝から彼女とクラスに来るなんて、マジ羨ましい!」と、別の男子が続けた

「それは言わないでよ〜。付き合ってないってば〜!」


幼馴染ちゃんは頬を赤らめながら、慌てて否定した。


「だよねーきょうくん!?」

「何回も言ったけど、俺たちは付き合っていない。これからも付き合うことなんてありえね!」


幼馴染くんがそれを言い終えたとたん、幼馴染ちゃんは振り返って、がっかりした表情で彼を見つめた。


一瞥もせず、すねたまま立ち去った。


「俺、何かした?」

「諦めろう京介…」

「大きくなったら、父さんはちゃんと説明するぞ。」


同級生の男子たちは親切な視線を送りながら、幼馴染くんを慰めていた。


もし推測が正しかったら、鈍感でベタな主人公が恋するツンデレな幼馴染ちゃんだった。

非常に面倒くさいキャラだから本当に最悪だった。


幸いにも、金髪とツインテールはなかった。


不意に、幼馴染ちゃんは僕の方へ視線を向けた。


しばらくの間、息を止めた。


ただの偶然だったのかも?

でも、こちらに歩いて来ていたんだ。


彼女が近寄るにつれて、悪寒が段々強くなった。


この世界では最悪を覚悟しておいた。


「おはよーきりちゃん!」


良かった。僕ではなく、隣のギャルに会いに来た。


っていうか、隣のギャルってなんかラブコメのタイトルっぽくない!?


「向日葵ちゃん、何度もその呼び方をやめてって言ったじゃん!『桐乃』って言うのは難しくないよ!ほら、言ってみて、キ・リ・ノ。」

「キ・リ・ノ。」

「難しくないよね。」

「きりちゃんの名前は可愛いけど愛称は親しさの証だもん。」


桐乃と呼ばれるギャルは大きなため息をこぼした。

このやり取りは初めてではなくて、きっと最後でもない気がした。


「きりちゃん、何かあったの?」

「ん?」

「なんか、いつもよりもっとイライラしてる感じがする。」

「変な趣味の人と関わってしちゃった。」

「変な趣味ってどゆこと?」


幼馴染ちゃんは首を傾げて、眉をひそめていた。

全然わからないみたい。


さすがラブコメの幼馴染。ピュアすぎ。


「ある人はさ…なんか…罵られるのが好きてゆーか…」


ギャルはちゃんと言葉を選んだ。


「マジ!そんな人がいるの!大丈夫?」


幼馴染ちゃんは本当に心配しているようだった。


「この人って誰なの?」


今は怒っているようだった。


作者たちが「可愛い」と写すものだった。

全然怖くないから、なんとなくわかる気がした。

彼女を全然真面目に受け止められない。


それにしても感情の変化がすごい。

まるで感情のメリーゴーランドみたいだな、こいつ。


答える代わりに、ギャルは幼馴染ちゃんから視線を外さないまま、左の親指で僕を指した。


少し前に怒っていたのに、犯人がそんなに近くにいるとは思っていなかったので、無言で僕を眺めた。


「こんにちは、罵倒されるのが好きな人は僕だよ。よろしく!」

満面の笑みで彼女に挨拶した。


幼馴染ちゃんはまるで潰れたゴキブリを見たかのように、嫌悪感いっぱいの視線を僕に向けた。


そのまま続けたら、嫌われて穏やかに生活ができる。


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