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ラブスレイヤー  作者: Raito11
第四章 ラブコメの勘違いは面倒すぎ
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第28話  一難去ってまた一難の帰還

「小西くん、どういうこと!!?」

「愛子ちゃんとどゆ関係!?」


クラスの男女は僕の席に押し寄せて、こうした質問を次々と浴びせてきた。


原因は新しく転校してきた愛子だった。


でも、それだけではなかった…。


教室に入って最初に彼女がしたことは、いつもの「ダーリン」で僕に挨拶した。

もちろん、それは誤解を招いた。


「あたしも知りたいんだけど〜。誰かがあんたに馴れ馴れしいとかマジありえない?」

「君までか!?」

「で、誰なの?」


僕が答える前に、愛子がこっちに向かってきた。

でも僕の方ではなく、向日葵を見に来たのだ。


「向日葵ちゃん、ヤッホー!!」


愛子は両手を顔の高さまで上げた。


「愛ちゃん、おっは~!!」


向日葵は愛子の手にタッチして応えた。

このやり取りに、桐乃はかなり驚いた。


「向日葵ちゃん、この子知ってるの!?」

「うん、昨日会ったんだ。」

「マジ!」

「やっほー、桐乃ちゃん!ダーリンが君のこといっぱい話してたよ。」

「えー!?あたしのことなに言ったのよ!?早く答えよ、真一くん!」

「先ずその拳を下ろしてくれ、桐乃…」

「ってか、このダーリンってどういう意味!?付き合ってるの!!?」

「彼女の言うことは気にすんな。知り合い…というか、正確に言えばストーカーか。」

「酷いよ、ダーリン。私はストーカーなんかじゃないよ。で、桐乃ちゃんへの答えだけど、私はダーリンのこと、誰よりもよく知ってるんだ。」

「それって結局ストーカーってことではないか」と、僕は皮肉っぽく返した。

「幼馴染だもんね。」

「本当なの、真一くん?彼女はあんたの幼馴染?」と、少し戸惑った様子でキリノが聞いた。

「ああ、そういうことにしておこう。」

「それならちょうどいいな。彼女を案内して、学校を回らせてやれよ。」


声をかけてきたのは、たまたま通りかかった委員長だった。


「本来、それは君の役目ではないのか?」

「ああ、でも彼女はもう君のこと知ってるだろ?だからこれが一番合理的な判断だ。」

「相変わらず理性の化け物だな我の委員長だな」

「よく言われるんだ。」


こうして、さらに穏やかとは言えない日々が始まった。


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