第25話 前編 初めて女の子を家に連れ込んだのは思った通りにはいかなかった ②
自室につくと、ドアを閉めて、呆れたように愛子に向いた。
彼女は僕の本棚から本を取って、ベットにうつぶせで飛び乗ったところだった。
まるで自分の部屋だったみたい。
「女神とかなんとかの力を使って、両親に洗脳みたいなことをしたのか?」
「うん、そうだよ。この世界に来る前にやったの。結構疲れるから予定より時間がかかった。」
「では、ずっと前からこの世界に来るつもりだった?」
彼女は本から目を離さずに、足をバタバタさせながら、のんびりと頷いた。
「足!制服のスカート履いてるんだからもう少し気をつけて。」
「で?」
「で、じゃねーよ。見ていけないものが見えてしまうからもうやめて。」
目の前の光景から目をそらした。
「男だもんね。どうするつもり?野獣になって私を襲う?…でもダーリンなら別に気にしないよ。」
彼女はベッドから立ち上がって、ゆっくりとスカートを持ち上げ始めた。
黒いタイツに包まれたすらりとした太ももを少しずつ見せた。
僕は大きくため息をこぼした。
そして、枕を取って、彼女の顔めがけて投げつけた。
グシャッ
「痛いよ…」
彼女のせいで頭痛がしてきた気がしたので額を押さえた。
学校でも家でも、この世界では全然休まる暇がなかった。




