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ラブスレイヤー  作者: Raito11
第三章 幼馴染くんをNTR大作成
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第14話 前編 悟ったことと計画変更 ①

「…いし.......こに…小西君!聞こえますか!?」


「…へ…」


驚きながら、ナマケモノのような遅さで答えた。

重く感じる頭をゆっくりと上げて、呼びかけてきた声の方へ向けた。


すると、そこには僕を鋭く睨みつける香苗先生が立っていた。

眉をひそめたので明らかな不満が滲んでいたが、先生の表情が心配そうだった。


気がつけば、クラス全員の視線が僕に集中していて、そのほとんどがこの状況に笑いました。


「今は授業中よ、小西くん。普通なら、ここは寝る場所じゃないと言うところだけど…今日はすごく疲れているみたいだ。顔色も良くないわ。大丈夫? もし必要なら、保健室で休んでもいいわよ。」



「すみません、先生。いいえ、大丈夫です。」

「そう?…わかった。じゃあ、授業を続けましょう。」


僕から視線を外したが、先生の顔にはまだ心配の色が残っていた。

本当にいい教師だな。


普通なら、生徒が授業に集中していなければ、まず注意するのは教師としての当たり前の反応だが、香苗先生は生徒に何か問題がないかと心配してくれる。

教師の仕事は教えることだけではないと思うから、こういう人が、この職業にはもっと必要だ。


これ以上彼女に余計な心配をかけないように、僕はなんとか授業の内容に集中しようとした。

しかし、どれだけ頑張っても無理だった。


何をしていても、桐乃の腕の中で泣きじゃくる向日葵の鮮明な姿が頭から離れなかった。

僕の心に刻まれたかのようだったから昨晩は一睡もできなかった。

彼女のすすり泣きが、今も耳にこびりついている。


デートはうまくいくはずだったのに、全部僕のせいだった。

僕のせいで、デートは完全に失敗してしまった。

僕がもっと先を考えていれば、もっと上手くできていれば、彼女は悲しまなかった。


どうしても彼女をデートに早く到着させたくて、僕は自転車の後ろに乗るように言った。

もちろん、転ばないように彼女は僕にしがみついていた。

その様子を通りかかった転校生に見られた。

彼女は向日葵と幼馴染くんのデート中に二人を出会って、「向日葵、デートをはしごしているから、彼と遊んでるんだ。」と幼馴染くんに言った。

真実はまったく違うとしても、向日葵は僕と一緒にいたことが否定できない。

昼休みのチャイムが鳴っれ、僕はぼんやりしていた状態から現実に引き戻された。

授業の内容の記憶がまったくなかった。


気を取り直さないとな。

「小西さん、眠れないことあるの?悩みでもあるの?」


香苗先生は授業が終わってから、僕の調子を見に来た。

本当に生徒たちのことを気にしている。


「マジで顔ヤバイすぎ。このクマのおかげで完全なパンダになった。動物園に送ったほうがいいよ」と、桐乃が皮肉っぽくいきなり言った。

「先生~、心配しなくていいって。このアホは絶対一晩中マンガ読んでたんだよ。」


先生は本当かどうかを確かめて僕の方へ顔を向けた。


「桐乃の言った通りです。」

「体に悪いからあまり夜更かししないほうがいいよ。でも、もし何か悩みがあるのなら、遠慮なく私に話してくださいね。」

「心配をかけてごめんなさい。」


先生が聞こえないくらい離れてから、桐乃に助けてくれたことを感謝した。


「なんで本なんていう言い訳を思いついたんだ?」

「この前、デートの計画立ててたときにさ、色んなジャンルの作家とかを参考にしてたから、あんた結構本読んでんだな~って感じ。」


そんな風に見えないけど、桐乃はちゃんと人によく注意を払って、結構頭もいいやつだった。

ギャルらしくない意外な一面だった。


やっぱり型にはめて人を判断しないほうがいいな。


「はい、あたしのノート~。」

彼女はノートを差し出したが、僕が意味を理解していないのを見て、桐乃は意図を説明した。

「授業聞いてなかったんでしょ~?」

「面倒かけてすまん。」


ほんと、優しい子だった。


「ねえ、向日葵ちゃん。今朝、暁くんと来なかった。ケンカでもしたの?」

「えっと…、ただ…めっちゃ遅刻だから…先に行ってもらっただけ、はは。」


僕は振り返り、向日葵が同級生に答えているのを見た。

彼女は微笑みを浮かべていたんだけど、いつもの輝きは目から失われていた。


「気にしなくていいよ。全然、あんたのせいじゃないから。」


桐乃も僕のことを心配している

周りの人に迷惑をかけるだけだった。


「心配かけてすまん…」と、僕は小さくつぶやいた。

「もう謝るのをやめてよ。あんたのことなんて全然心配してないから!勘違いしないでね!」


桐乃は顔を背けながらそう言った。


「ツンデレかよ。これは君のキャラではないだろ」と、僕は、少し皮肉交じりに、自分に向けるような微笑みで言った。

「黙れ、クソオタク」


普段なら、こんなやり取りができる相手なら楽しいと思っただろうけど、今の僕にはそんな余裕はなかった。


そのとき、教室を出て行く京介の姿を見て、僕も後を追うことにした。


「どこ行くの?」と桐乃はさらに眉をひそめながら問いかけた。

「トイレ。」


僕は嘘をついたが、桐乃がなぜ僕が席を立ったのか、ちゃんと理解しているのはわかっていた。


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