なろうは変わってしまったのか。
最近のなろうについてあなたはどう思っていますか?
良ければ感想ください。
私はずいぶん昔になろうを読み漁っていた時期があって、その頃はちょうど異世界転生が流行り出そうかという頃だったと思う。
あの頃はニコニコ動画がまだ元気に暴れ回っていて、友人に勧められてこのサイトで小説を読んでいた。
小説を読むという習慣はなかったし、買ってまでつらつらと長い文章を読む気もなかった私だったのに、なろうの横書きと各話に細かく分かれた所謂web小説スタイルにハマり、文字を読むのを苦手としていたのに気が付けば何時間も読んでいたということがザラにあったものだ。
さて、私も色々と忙しくなりしばらく小説を読むことができなくなり、自ずとこのサイトに来る事も無くなったある日のことだ。
なろう系という言葉を耳にするようになった。あの頃のなろう小説が漫画やアニメになって目に飛び込んでくるようになったのだ。
世間では同じような話ばかりだとか、どうせチートでハーレムなんだろうと忌避されている印象だったが、私はそれらの作品を再び目にして嬉しくなったものだった。
そしてふと思い立った。そうだ、久しぶりになろうを覗いてみようと。
そこには変わらない景色があると思っていた。でも、それは大きな間違いだった。
ハイファンタジー、ローファンタジー、人気ジャンルがいつの間にか下に配置されている。代わりに上位にあるのは異世界恋愛や恋愛ものの項目。
ランキングを覗いてみても、そこにはハイファンタジーで埋め尽くされていた代わりに恋愛ものが連なり、ハイファンタジーはたまに見かける程度。ローファンタジーに至っては姿さえ見えない。
それはもう私の知るなろうではなかった。なろう系と呼ばれているアニメすら最早なろうでは見ないものになっていたのである。
今のなろうで考えれば、なろう系とは悪役令嬢やら女の子が主人公のざまあものなのだ。
男の子が主役の時代はもうなろうでは終わってしまったのだ。
ランキングを見ればわかる。今のなろうは作者も読者も女性の割合が多い。
もし、この文章を読んでいる男性作者がいるならば、考えてみてほしい。
あなたの作品は女性に読んでもらえるようなものかどうかを。そして、そうでないのなら、別のサイトへ移ってみるかどうかという選択を。
あなたの心が挫けないように、夢に向かって歩み続けられるように、祈っています。




