ぶっかけそうめん
つけ麺もすきだが、ついつい麺ばかり食べてしまうので強制的に具を食べられるぶっかけ麺にしてしまう。
そうめんがその最たる例となる。
山形の「だし」が気に入っていて、夏になるとよく作る。
なすときゅうりをみじん切りにし、塩を振っておいておく間に、生姜、茗荷、大葉をみじん切りに。
水気をよくしぼったなすときゅうり、薬味を合わせたところに納豆昆布を加えたら、しょうゆやめんつゆ、白だしをひたひたに注ぎ、少し漬けておく。
一度にそれなりの量ができるが、その性質上日保ちはしない。
もずく酢にトマトをくわえたらおいしかったのに味をしめ、だしにトマトを入れてみる。
だしにしっかり味がついているから、薄めのめんつゆを作って冷やしておく。
茹でて水でしめたそうめんを器に盛り、トマト入りだしをのせる。
周囲にめんつゆを注ぐ。
ノンオイルなのに、納豆昆布のねばりのおかげか、そうめんがくっつかない。
これの難点は、たんぱく質を忘れるところだ。
ぶっかけというには少々無理があるが。
釜玉そうめん。一応、茹でたそうめんを水でしめるひと手間はかけている。
茹であげを湯切りだけして釜玉そうめんにしたときに、麺の上に卵を割り落としたところ……麺に卵がからまないという惨事が起きたので、「うどんとはちがうのか……」と、先に器にに卵を割り入れ、しょうゆを加えてときほぐし、そうめんを入れて混ぜ、薬味を加えるのが正解だと知った。
あまりにへろへろだったときに。
茹でて水でしめたそうめんを器に盛り、豆腐をおいて、めんつゆをかけた。
このまま食べ始めたらあまりにむなしかったので、ねぎをのせた。
めんつゆだって作ったんだい……とすねた日でもあった。