パスタリメイクのフリッタータ
最初はパスタの項にまとめようかと思ったのだけれど、なんか違うなってなった。
フリッタータ。それは土台のないキッシュのようなものであり、オープンオムレツであり、前菜や軽めの主食として供される、いたりあーんな伝統的卵料理。
肉、魚介や野菜をたっぷりと、あとはハーブを加えて焼き上げられるものも多いけれど、家庭料理だと「残ったパスタをリメイク」することが多いのだとか。
というわけで、パスタのフリッタータ。完全に主食兼主菜。
トマトソースのパスタで作るとおいしい。
できたてではなく、ソースを吸いきってびろびろにのびたパスタの方がおいしく感じるのはなぜだ。言わなきゃ残り物とかわからんよな。
そんなわけで。
食べられるイタリア製パスタソースとまぐろの切り落とし(あら)で作ったトマトソースのパスタがやけに余ったから、ちょう久しぶりにフリッタータを作る。
「ツナトマト」というとなんか、なにも間違っていないはずなのに語弊があるように思える謎。
ボウルに卵を割りほぐし、塩胡椒、好みで粉チーズを加えておく。今回はバジル風味が強いソースだけど、パセリも入れちゃえ(たぶんパセリの風味は消える)。チーズ風味がほしくて、豆乳シュレッドを入れている。焼いたら消えたけど。
そこへパスタの残りを入れて混ぜる。
フライパンにオリーブ油を熱してボウルの中身をすべてあけ、平らにならしてふたをしたら弱火でじっくり焼いていく。
縁が固まっていたら裏返して、同様に焼いていく。
わたしは横着をするから、返すときはお好み焼きや餃子のときのようにフライパンから投げるけれど、ふたの裏や皿に移して返した方が安全である。
耐熱容器に油を塗って、オーブンで焼いてもいいかもしれない。
ふわとろオムレツのように、半熟に仕上げてもおいしい。ただし、卵液と混ぜるときのパスタが冷たいと中まであたたまらないから、半熟にするときは事前にパスタをあたためておくとよい。