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王女の願い

フォース=エセラーの短編です。 読みやすいですヨ。 凸凹コンビ。カールとソフィアとアラゴーの旅。 今度の冒険の舞台は、王城だ。 ぜひ、読んでみてね。^_^

口王女の願い





キャスト

人間    カール=ザルツバーグ

エルフ   ソフィア=ゴールドバーク

ドワーフ  アラゴー=マブ=ライルデン






この国と、プリンセス=アシュリーに関する、記事と話のスクラップを

集めていた所




書類を集めてくるエルフ。

書類を整理している。

興信所からも、情報あったよ。

よし、出来た!


書類の内容はこうだ。




ミシュトランとダデムは、100年もの間、戦線が膠着して動かない状態だ。

経済を尊重するミシュトランに対し、兵器信奉をやめないダデム。

落ちた都市を守るのは、軍備だと、主張するダデム。

隣国が物々しいのに、嫌気のさすミシュトラン。

ミシュトランの経済の柱である、自動車産業で、ダデムを封鎖する。

血気盛んな冒険者を集める、ダデム。

緊張状態に。

ワット王の時代。

ワット王は消息不明に。

次期王にルクスがつく。

ルクスの時代は、ミシュトランから、オウゲスト=マローリ男爵の次女、

オウゲスト=ダリアをマクシミリアン=リケス侯爵の嫁にもらう。

生まれた子が、マクシミリアン=アシュリー=コーデリア

亡き、ワット王の2対の剣。火の伯爵ハルバトスと、氷の侯爵マクシミリアン。

ルクス王は、マクシミリアンの子、アシュリーを養女にもらう。

ミシュトランは、代わりに、ルーカス=アンガスター伯爵の子爵を、ルクス王に取り立てる。

ルクス王は、第二皇子継承者を、ハルバトスにしていたが、ミシュトランからの、話もあり、養子縁組での弟、テイルゴットに第二皇子継承権をうつした。

また、ミシュトランのサブシティをダデムに建てることを申請する。

ミシュトランからやってきた、子爵。ユーハン=フリーベリは、ダデムで、第3位皇位継承者になり、シティを治める。

よって、関係は有効的に。

アシュリー=コーデリアは、ドゲッテのルート=ルード公、ハルバトス兄弟を内偵するため、次期皇位継承者、テイルゴットと交際していた。

交際が深まるにつれ、亡きドゲッテ公の思惑がわからなくなる、アシュリー。


ルクス王の考えは、簡単である。

ミシュトランの押す、テイルゴットと結婚をせよとのこと。

ある日、お忍びのデート。

暴漢に襲われそうになる。アシュリーとテイルゴット。

テイルゴットは、倒れた暴漢を、やめなさいと言うアシュリーの言葉を振り切り、殺してしまう。

恐怖する、アシュリー。


父王、ルクスに、初めて反抗するアシュリー。

テイルゴットとの婚姻はなかったことにしてくれと。

驚愕のルクス。

部屋で泣き濡れる、アシュリー。

外にでる。


アシュリーは密かに、エスオゴの自称第3皇位継承者レトと交際していた。

レトに、父王ルクスに、結婚は嫌だと言ったと言う。

レトはちょっと待ってくれと言われ、イライラするアシュリー。

ハルバトスの声に別れる、アシュリーとレト。

泣きぬれるアシュリー。



父王ルクスに謝る、アシュリー。

テイルゴットとの結婚を承諾する。







それにしても、よくやるわい。

この分量の書類を、ひとりでか?


テイルゴットと結婚!?

そうね。私はちょっとレトって男が気になるけどね。

わしゃー、宮廷関係の話なんぞ、どうでも良いんじゃ

それより、うっかりカマかけたトロコが心配じゃ。


王城へ行ってみよう。

アシュリー姫からの招待状があるわ


たしかに。当日の招待状ですね。

現在、厳重警備中で、舞踏会当日まで、だれも通すなと言うことです。

それを~なんとか~

姫に合わせてくれるだけでも。

第二皇女は現在、面会はできないと言うことになっております。

そんな~

今日の所は、お引き取りを。


舞踏会当日まで、待つしかないわね。

そんなに、待っていたら、学生が殺されてしまうんでわないかと

グヌヌッ

ポンと手を叩くエルフ。

んっどうした?

なにか、名案でも?

伝書鳩

!!

なるほど、その手があったか、

プリンセス=アシュリー宛てに、伝書鳩を飛ばし、バルコニーから入れたら。

うん

やってみる価値はあると思う。

何もしないよりマシだよね。

Not ゼロね。

ハハハ


早速、伝書鳩を用意する冒険者たち。

手紙も用意する。

伝書鳩の足に、手紙をくくるエルフ。


こっちの方角でいい?

たぶん、合っていることを願います。

それって、共通語?

まあ、いいじゃないか


頷く冒険者。


それっ!


バタバタバタッ


伝書鳩は空高く飛んで行く。

予想した方向より、左にそれて飛んで行く。


ありゃ!

いかん、そっちに行っては!

だめだ‥


もう一通やる?

ちょっと待ってみよう。

それもそうね。







その頃庭先。

ファナ王女が、花に水をやっている。


クルックー、クル、クルッ。


あれ? なにかしら?


鳩を捕まえる、王女。

この足の所?


手紙ね。


プリンセス=アシュリー宛てだわ。


読んでみよう。

えーと、なになに。


下手くそな字で、文字がかいてある。


先日会った、冒険者ですじゃ。

エルフの友達のドワーフです。

舞踏会の招待、ありがとうございます。

プリンセス=アシュリー様。

わしの、手違いで、トロコと言う学生が

捕まってしまいました。

手違いというと。

衛士になりたいと言う学生で、うっかり

試験問題を言ってしまったのですじゃ。

早めの釈放の方、宜しくお願い申し上げます



クスッ、下手な字ね。

悪い人じゃ、なさそう。



わたしも、冒険者さんに興味があるわ。

アシュリーはたしか今、軟禁されているんだったわよね。

行って、聞いてみよう。

冒険者さんには、姫に内緒で、会ってみよう。



手紙を書く、ファナ=ドミニツゥア王女。





待ちくたびれたの~

もう、帰るか

あれっ?

ちょっと待って!


東の空から、伝書鳩が帰ってくる。


バタバタバサッ


クルックー、クックルー。


あっ手紙だ。

ヤッホーい!

やったね。


早速、手紙をあけてみる冒険者。

なになに?

ふぅーむ


日時は、明日。

正午。

ユト牧場の前のセント=ヨハネス教会。

トロコをつれて待ってます。

エドガー=ファナ=ドミニツゥア。


やった!

ほっとしたぞい!

でも、あれっこの文末エドガー=ファナ=ドミニツゥアになってるぞ!

!!

!!


テロップ「プリンセス=ファナは王女」

「王位継承権があるプリンセス」


聞いたことがあるぞ。

エドガー=ルクス王の実子。

間違いなく、王女だ。

間違って飛んで言った鳩を、王女が捕まえたとすると。

あちゃーー。

しかたないね

そうじゃな。

皇女が王女になっちゃった。

!?

こんな時に、ギャグを。

でも、トロコは釈放してくれそうだし。

OK!

行ってみよう!




翌日。

牧場を抜け、橋を渡ると、見覚えのある、白いチャーチが見えてくる。

10頭の白馬にまたがった騎士たちが見えてくる。

白騎士隊に連れられて、王女。

王女の背は低く、まるで、少女のようにみえる。


話は聞いたわ

プリンセス=アシュリーは、あいにく外出の許可がおりず、かわりに私がきたわ。


エドガー=ファナ=ドミニツゥア王女、ご機嫌麗しゅう。


型にはまった挨拶はいいわ

ファナでいいわ。

目を閉じる、ファナ王女。

相当な、レベルね。

わしは、29

俺は、17

私は32

?!

そんなに、あったの?


歴戦の冒険者と見込んで、単刀直入に言うわ。

私の話を聞いてください。

今度、プリンセス=アシュリーと、ルートルード=テイルゴットの結婚が正式に決まりました。

舞踏会で、正式に婚姻発表されます。

それを、破談させて欲しいのです。


?!

なるほど。

クール。


わたしは、見てわかるように、体が幼い。遅く生まれた、第4王女です。

しかし、感は優れています。


私の母、レメディオス女王は、亡き、ルクスの兄、ワットの意思を強く思っていました。

アシュリーにテイルゴットと結婚して、父侯爵、リケスの片腕になって欲しいと言うのです。


父王、ルクスはテイルゴットを雄の毛があってよいと言われます。

私たちで、次々に、生まれた子供は、女性型で、王位継承はしているものの、実際に王位継承権までは与えていないのです。


それは、命があぶないからじゃろ。


ルクス王には、進言しなかったが、テイルゴットにはリカント反応があり、

世継ぎが生まれたら、殺されるかもしれないと、心の内で思うのです。



ふぅーむ。一山ありだな。

難しい問題になったな。

同感です。


舞踏会まで、15日。まだ、時間はあるわ。

了解しました、姫。

!!


ファナ「あと、ハルバトスの爵位を一段階あげると言う話もでているのです」

それは、いいんじゃないかな。


クスリと笑う王女。


もし、破談になったら、成功報酬は支払います。


それを、聞きたかったんじゃ。

笑う二人。


それでは。トロコ。


トロコがひきだされる。


怖かったじゃろ、学生。


うわーん、冒険者さ~ん。


よかった。よかった。

ひとまず。一件落着ね。


とりあえず、飯にしよう。

飯が終わったら、ゆっくり休んで。

どっか行きたい所があるか?


キョトンと、学生。


家に帰る前に、宝石店へ、行ってみたいです。



わかったわ。





翌日


ドルフ宝石店


宝石棚に半身をもたげだすトロコ。


僕は、田舎の村長の娘と結婚の約束をしていた。

将来ためたお金で、村に、小さな遊園地をつくりたい。

もう、それもダメになっちゃった~。


涙を流す、トロコ。


こんなに高い~~。


ドワーフ「東方で読んだ文献じゃ」

「一句」

「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり」

エルフ「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」ね。


そっと、トロコの肩に手をやるドワーフ。


うわ~~ん




To Be Continued.



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