閑話 とある者の独白
光が見える。ああ、あの御方が 私を 喚んでいる
その光に触れた時、光が私と言う存在を理解、分解、構成していく
分解中に知が注ぎ込まれる。ああ、成る程
手を動かす。今再び私は生を得たのだ
足を動かす。しっかりとした土壌が私の生を確信させる。軽く動かす、生前と同じと確認
上半身・下半身が構成される。生前と同じようにしたか、少しぐらいは盛ってもいいのでは?駄目ですか、はぁい・・・
衣服が構成される。私の象徴であるアレはいつでも構成出来るようになっているらしい、ありがたい
武具を確認される。生前使用していた武具が目の前に現れたので確認する。頷く
頭部が構成される、かってと同じ黒い髪、長くまとめられた髪、そして、その髪を纏める為の白き布。しっかりと纏め上げる
扉が出現する。先に居たのは私と同じく主に仕える予定の同胞
しばし時が流れ、同胞達との交流後、光が私を満たす
ああ、ついにこの日が来たのですね、私が1番目に傍に参ります、主様!
あぁ、同胞達の嫉妬の視線も気になりません。1番目は私です、ザマァ!!!
まあ、コレ誰の独白かはもうお分かりですよね、ハイ(笑)




