第43話 現役テイマーに聞いてみた
「ふむふむ、なるほど」
「参考になりますか?」
「ええ。とても。有難うございました」
あれから更に経ち、春が近くなった日に午前のルーティンを終え、妹達を待ってる間に、道場の離れにある小屋で佐々木さんが派遣してくれたテイマーを取得した国の探索者に色々聞いていた。全部聞いた所で、テイマーの人は道場で軽く汗を流した後で帰っていった。アキラも聞いていたが、かなり思案顔である。多分、自分も同じ顔をしているだろう。
「これは・・・」
「かなり難しいジョブのようだなあ」
うんうんとお互いに頷き合う。情報をメモしたノートを広げて再確認を始める。まず難しいのがテイムである。テイマーになると、テイム出来ないモンスターには黒いモヤが見えるらしい。んで、出来るモンスターにはそれが見えないらしい。
「まあ、そういうの見えないと難しいわな」
「だね」
んで、テイムを行う訳だが、必ずしもテイム出来るモンスターだけが出てくる訳ではない。出来るモンスターと出来ないモンスターが出てくるのが大体の常らしい。テイムをしたい場合は周りに注意を促すは当たり前である。
「この辺はまあ、当たり前だよね」
「ゲームじゃないからな、ここは現実としっかり認識していかねえとな。テイム中も危険あるみたいだからな」
そして、肝心のテイムなのだが、モンスターと目を合わせ、波動が合えば、青色のオーラみたいなものが出てくるので、それを掴み、拒否されなければ成立と言う流れらしい。んで、これが何が危険って?
「テイム中は夢遊病みたいな状態になるらしいんだよね」
「護衛居ないとマジで危険らしいからな。どれだけ声かけられても反応出来なかったって言うし」
この辺に関しては委員長と妹チームとパーティ組んで、男2人が初テイムを終えるまでお世話になります、ハイ。そこ、情けないとか思うんじゃありません!
「んで、種類が・・・」
「ラビット、ウルフ、コボルト、ホークが今の所、主流みたいだね。珍しいのでスライムらしいよ」
「どれを取る?」
「出来ればスライム、無理ならウルフかホークかなあ?」
「だよなあ、俺がウルフ取ろうか?その後はその時で」
「お、助かる。じゃあ、自分はホークかスライム狙いかな?」
選択しなかったラビットは流石に命預けるのも倒されるの見るのもアレだし、コボルトは確かに嗅覚もウルフと同じぐらいっぽいし、武器持てたりするのも強いが、最初の内は武器の費用がね?レンタルって一応お金払わなきゃだし、壊れたらそのお金もだからね。収入増えてからかな?その点、スライムとウルフは体そのものが武器だし、ホーク、つまり鷹は飛べるから様々な運用をゼロ費用で出来るからね、うん、決まりかな。
「そういやさ」
「うん?」
「ボスモンスターとかもテイム出来たりして?」
「いやいや、まっさか―!」
HAHAHAHAと笑い合ってしばし・・・
「一応、佐々木さんに報告しよっか?」
「そうだな。そんな事ある訳ないに決まってるもんな」
なんで、猜疑的なのって?だって、今までもライトノベルとかゲームとかの常識で出来なかった事がやれてしまってるし、うん。念の為だよ、念の為!なお、それがまたフラグになった事を、この頃の僕等は知らない。知らなかったんです・・・・・・
テイムについて現役さんに聞く話とフラグ成立してしまったのでは?と言うお話。HAHAHA、そんな訳ありませーん!多分?




