第14話 自分達の武器の事 前編
「そういえば・・・」
「うん?」
今日は座学が無いのでいつものルーティンを行った後で、昼に自宅。慣れてきたなあ、ホント。そこで、アキラが言葉を発する。
「防具は確か、今までの佐々木さんからの報酬と佐々木さんとの相談で防刃製の服とズボン貰うんだよな、武器は?」
そう、前も言った通り、武器と言うのは一般人にはかなり調達が難しい。まして、自分達が選択したのは槍である。かなり難しいとも言えるだろう。ただし、それは今と言う時間である。
「目論見通りに行けば、おそらく僕等が18になる頃にはそこは解決すると思う。そして、最も管理が楽になる方法だと思う」
「と言うと?」
「レンタル」
「あっ!」
そう、今は無いが、将来的に考えれば、探索者事業は必ず、レンタルと言う手段を取る。組織としては勿論、現状の武器の入手の難しさ、探索者の武器の管理を管理と考えると、確実に行う・・・と思う。
「ただまあ、問題がある」
丁度良かったので、自分の部屋にある近い内出す予定だったレポートの資料を持ってくる。
「ああ・・・・・・」
「槍も結構種類あるんだな、これが」
学校の図書室で借りたその手の図鑑などを持ってくる。こうして見ると、斧にもハルバードやグレートアクスってのもあんのね。持てる気しないけど。と言うか、振り回せたとしても、このでかい刃が振り回した時に味方に誤爆とかゾッとするわ。
「普通に考えて、突き用の小さい突型の槍・・・だよなあ?」
「まあ、ねえ。18まで鍛えれるとしても幅広の刃が付いた槍や十字槍、戟を扱える気しないね」
「と言うか、誤爆が怖い」
「それな」
RPGとかでお約束の武器とかも見ていくが、うん、まあ、鍛えたとしても突用の槍が限界だね!ってなる。こうして見ると、剣にはお約束だが、盾を持って攻撃と防御をスイッチ・・・・・・うん、無理。ショートソードを両手で持ってぶん回すぐらいしか出来そうない。いや、アキラなら案外行けるか?
「槍は決まりとして、サブウェポンどうする?」
「まあ、ナイフだね」
「デスヨネ」
アキラの問いにはこう返すしかない。レベルアップすれば色々持てるかもしれないが、レベルアップの現状確認が難しい以上、まあ、サブはナイフ一択で決まりだよねって言う。で・・・
「やっぱ、委員長の道場のアドバイス欲しいよね、この辺」
「それな」
そして、自分の発言でしばし、アキラと見つめ合い、おもむろに手をコキコキ鳴らして・・・
『最初はグー!ジャンケンポン!』
そして、結果はアキラが天に拳を突き上げてるので、言うまでないっすね・・・・・・おのれ・・・・・・
「あら?桐谷君、珍しいわね?」
「ああ、ちょっと委員長にお願いあるんだけどいい?」
紙おむつ外してなかったら、アレなんで外して普通の下着付けた状態で放課後、委員長が教室に居るので会う。匂いがアレだったら、初手怒られる所だったわ。んじゃ、切り出そう。
「委員長の家って実戦系の道場だったよね?戦うの字の方の」
「ええ。もしかして通うの?」
「いや、少しアドバイスが欲しいんだ。武器の扱いや種類の方面で」
ジーッと見られる。まあ、委員長からしたらサボりの常習犯に見えるかもしれないからなあ。この長い間が微妙に居心地悪い。
「そうね、授業には出てないけど、ちゃんと鍛えてるみたいだから、紹介するなら良いわ」
おおう、流石は実戦系の道場のお嬢さん。ザッと体見るだけで分かるもんなのか、いや、案外委員長が特別なだけかもしれんが。
「うちのクラスからもついに出ちゃったからね、免許を預けた貴方達以外の探索者希望届け」
「ああ~」
まあ、委員長のはあくまで警告であって、やったら絶対ダメ!って訳じゃないだろうしね。他のクラスで稼いでる奴を見て羨ましくなったかもしれない。まあ、現実はお察しではあるけど。
「それじゃあ、行きましょうか」
「ああ」
あれ?話早い、早くない?あ!
「アキラ呼んでくるから下駄箱で合流で」
「分かったわ」
あぶね、アキラを学校に置いてく所だった。ついでなので、レポートのコピーもしておくかね。用意して損はないだろうし。
買う、譲って貰うのも手ですが、レンタル品の方がある意味気楽に使えますよねと言うお話。そして、ゲームのように多様な武器を素人が扱うには危険と言うお話




