#2_over clocker_σ
紛れもない、異常事態である
「なんで人が…………っっ!!しつこい!ずっとと追いかけてくる!」
そんな事を考えている場合では無い、と敵から教えて貰ったようなものだ
目の前の機械生命体は休む暇もなく、瞬時にこちらに向かってくる。
とにかく安全な場所へと、後ろの客車へ来た道を戻るように進むが相手はお構いなく、扉なんて体当たりで壊し、時には光線を放ってくる。
……。
「はぁ……はぁ……やっと着いた、ここならやれる……っ」
そうして辿り着いたのは最後尾、最初に列車にへと足を踏み入れた地点である。
(ここでなら、あれをぶちかませる……っ!)
何の策もなくただ走ってきたという訳では無いという事だ。
"最前がダメなら最後で。
そっちの方が最高だし、格好付くだろう?"
昔、誰かがそのような事を言っていた気もする。今が正にその状況かもしれない。
「……あれ、誰かが、て誰……?あれ、記憶が……?」
なんとも不自然な感触だった。
突然と言葉が頭の中を過ぎったと思ったら。
それを思い出そうとしても記憶に靄が、霧がかかってように何も見えてこない。
まるで、意図的に思い出させないようにしているかのように。
「……来た。大丈夫だ、これでいけるはず。」
もう逃げる場所が無いということを理解してるのか、機械兵は段々とスピードを落として、こちらに近いづいて来る。
ここからは、どうにかして互いの位置を逆転させるかだ。
それさえ出来ればどうにかなる。いや、させてみせる。
途端にそのヘビィな鋼鉄の腕が振り下ろされる。
(ここだっ!)
正直奴が何の行動をとってくるかは運任せだったが、ここで一番ラッキーなパターン。何度も経験している見慣れたハサミの振り下ろし攻撃が飛んできた。
(安置は機会兵の真横!……もらったっ!)
咄嗟に後方へと移動。立場は逆転した。あとは決めるのみ。
「いけっっ!!ストーレート・ラ…………へ?」
この腑抜けた顔を見たら誰でも笑うだろう。
決まったかのように思えたその攻撃は……発動しなかった。
その隙を敵が見逃すはずもなく。
今度は腕ではなく、鋼鉄の脚で思いっきり叩きつけられた。
蟹の形をしている為脚の数は10本弱あったが、腕とは違いそこまで衝撃は強くないものの、打ちどころが悪かったのか、彩奈は意思が朦朧としていた。
(まずい……このままじゃ……。列車も止まってないし……、皆も……)
あ
目が覚めると、そこは
見慣れた天井だった。
こんばんは、川風です。
なんかサイトの仕様やらデザインが変わって中々やる気が出ず、気づいたら3週間も経ってしまいました。
例の如く話は後にまとめます
ではでは




