#2_over clocker_ν
はっ!と突然飛び上がってしまった。
そしてまず状況を確認するとやってしまった感が込み上げてきた。
今は任務中で油断は禁物。なのに意識がどこかへ行ってしまっていた。
「そんなに焦らなくていいよ彩奈ちゃん。5分くらいしか寝てないのに。にしても寝顔も可愛かったねぇ~なんつって。」
何故かそのまま寝てい良かったような雰囲気だが逆に怖くなってきた。
真面目な任務なのにこんなのでいいのやらと。
その後は言葉に甘えて、と横になって休んでいた。
意識は飛ばすこと無く決して眠らずに。
20分ほどだろうか。ただ空を見上げてぼーっとしていた。
そんな中、例の時間がやってくる。
そろそろ列車が通り過ぎる頃合だ。
ここからはやりますか、と言わんばかりに気合いが入った表情で皆起き上がっていた。
良かった。やっぱり真面目に仕事するのか。
「とりあえず、私と紅葉原さんで周辺警戒。祓宮さんは繭遠さんと一緒にレーダー見ながら状況報告、お願いいたします。」
「海里ちゃんりょうかーい。じゃあ一緒にやろうか。」
手元の端末のレーダー機能を使い周囲の状況を確認。
機械兵の反応があったら2人に伝え、やってもらうというただ報告するだけの簡単な仕事だ。
そして数糸さんと紅葉原さんはその体ににはとても似合わないような見た目の武器を取り出し、この場所を離れていった。
「海里ちゃん、南3箇所に反応あり!」
「了解ですのよ。」
連絡は耳かけの無線で行う。
小隊全員が同じ信号で話しているためか、目の前の霧ちゃんの声が無線も合わせて二重に聞こえてしまうのだが文句は言わないでおこう。
数糸さん達が機械兵の元に着いたのか、金属同士がぶつかる甲高い音も、紅葉原さんが使っている物の銃声も全てこちらに聞こえており、耳がどうにかなりそうだった。
そんなだが霧ちゃんは平然として端末をずっと見つめている。慣れいるのだろう。
「西地点4体!」
「おっけーい!」
「もう反応は無いみたいね。海里ちゃん、麗奈ちゃんお疲れ様~。列車も範囲内に入って来たよ。」
このまま列車が通り過ぎるのを待てば任務は終わり。
自分はたいして何もしていないのだがね。
だが一応確認だ。先程教えられた端末の任務内容のアプリを開き閲覧する。
この後は…1度駅に止まって安全確認をしてから発車っと。
安全確認、という物は列車の職員がするらしいので
これから自分達は特にする用事はなさそうであった。
やることもないようなのでレーダーのアプリを再び開く。
地図を見るということは暇を潰せる1つの最高手段だと考えている。
同じ形の地形などほとんど無いので飽きないし、覚えて損することは無い。
…いや人によって分かられるか。
だが今回はそのおかげである'違和感'に気づけた。
霧ちゃんはとっくに端末など手放してただ2人の帰りを待っているようだし。
その違和感を感じすぐさま任務内容を再び閲覧する。
やはりだ。
レーダーの地図と照らし合わせた時、1つの矛盾が生じた。
「あの、霧ちゃん。これなんだけど…」
だからといって自分一人で解決出来る問題でも無かった。
霧ちゃんは「どうしたの?」という顔でこちらに振り向く。
「おかしくないかな、列車は駅で一旦止まるんだよね?」
「うん、そうだよ?何かあったの?」
任務内容をちゃんと覚えていた事を確認して何か申し訳ない気持ちにもなったが、とりあえず、
「列車の速度が落ちてないです。いやどんどん上がり続けてるようでなんです。」
その時、目の前の霧ちゃん。そして無線でその話を聞いていた2人、全員の表情が固まった。
こんばんは、川風です。
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